金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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大河ドラマ「 鎌倉殿の13人」♯17

2022-05-01 21:40:11 | 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」
第17話「助命と宿命

ううう、つらすぎる……
源平合戦が終わる前からこんなにつらいの、
この先耐えられる気がしない……。
序盤の「愉快な北条一家」に戻りたいよ!
でも戻れないんだよ!! 
という回だった。
金剛という息子を得て、自分ひとりの思いだけでは
小四郎が動けなくなり、腹をくくる回。
「私にはここしかない」
「我らはもう、かつての我らではない」
小四郎のセリフが重いね……

義高殺害と一条忠頼誅殺をリンクさせて
一気に処理した脚本は今回もお見事!
大姫にもらった鞠が原因で義高が刀を抜けず、
結果として彼の命を奪ってしまうなんて脚本、
鬼の心がないと書けないでしょ……

上総介も義高も甲斐源氏も、
邪魔だから消しておかなければならない、
というのはわかるんだけども、
「潜在的脅威だから」で殺しちゃうのが
現代人の感覚だと受け入れがたいんだよね。
今回のドラマだと、武田・一条は思い切り
悪いこと考えてたけども。

来週は源平合戦の終了→頼朝vs義経。
内ゲバは続く。

【その他いろいろ】

・今回の「鵯越」云々みたいに、
 近年の研究をふまえてますと示しつつ、
 フィクションはフィクションでいいじゃん!
 というスタンスなの、いいね。

・ 小四郎が金剛をちゃんと可愛いがってて安心した

・工藤祐経、久々に登場。
 曽我の仇討に向けて仕込みもあり。
 そうか、八重さんは伊東の娘だから
 工藤に兄を殺されてるという因縁があるんだな。

・実衣「この人(小四郎)に怒っても……」

・義高が頼朝を許さないし、仇を討つと明言したうえ、
 小四郎に、
「父の思いをわかっていたのに何もしなかった、信じてない」
 と言い放ったの、よかった。
 小四郎、びっくりしてたけど、自覚なかったんか?
 八方美人で甘いことばっかり言って、結局何もできなかった、
 というこれまでの振る舞いのツケを払わされる展開、よかった。

・義経、検非違使になっちゃった!

・巴に妾ではなく「家人になってくれよ」という義盛、
 巴にとっちめられる義盛。
 本日の唯一の癒やし。

・息子への文に「頼朝を敵と思うな」と書く義仲、
 心が清すぎる……!
 こんなに心がきれいだと、蛮族の跋扈する平安末期では
 生きていけないよね。

・範頼「小四郎には居て欲しいな」
 かわいい。

・里が義経と結婚することに。
 そしてそのころ義経は静と出会っているという
 これまた酷い描き方。

・義高の女装、直虎のじゃない??

・安達盛長、御家人たちの心がこれ以上頼朝から離れてはいけないと
 心を砕いているが、もう無理だよ……

・大姫の直訴に泣いちゃった。

・政子「一筆書いていただけますか」「何度も騙されております」
 だよね~!

・藤内さん、マジで何も悪くない。
 理不尽にもほどがあるとばっちり!!

コメント (2)
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