金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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79:沢辺有司 『日本語150の秘密 』

2018-11-03 13:01:11 | 18 本の感想
沢辺有司 『日本人として知っておきたい 日本語150の秘密』(彩図社)
★★★☆☆3.5

【Amazonの内容紹介】

「ニッポン」と「ニホン」どちらが正しい?
敬語の「ご確認してください」って間違い?
「おいそれと」の「おい」と「それ」って?
「五十音図」なのに45文字しかない理由。
漢字が廃止されかねない危機があった。
なぜトランプを「切る」と言うのか?
複雑で不思議で美しい日本語の謎を解き明かす。

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内容紹介の

>「ニッポン」と「ニホン」どちらが正しい?

の答えは「どちらも正しい」。
ただし、「ニッポン」が先に生まれ、「ニホン」が後にあらわれたそうだ。
意外。
「ニホン」のほうがナチュラルな発音で先に生まれたのだと思っていた。

「君」・「僕」は高杉晋作の奇兵隊で、身分に関係なく
統一した呼び名とされたのが広まったとか、
「大和撫子」はもともと男性も指していたとか、
「本気」に「マジ」とつけるような自由なふりがなは
室町時代にはもうあったとか、
前半は知らないことがいっぱいで楽しめた。
昔の文章に句読点がないのは知っていたけど、
句読点法が導入されたのは明治39(1906)年だそうで、
思ったより遅かったんだ……という印象。
江戸時代にはもう自然発生的に生まれたんだと思っていたけど、
欧文に対応する形で生み出されたのね。


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