吉田クリニック 院長のドタバタ日記

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高看パワハラに学生憤怒 教員暴言 江差と紋別、救済・処分なお未定 その1

2021年11月11日 06時15分12秒 | 日記
11/08 北海道新聞 電子版
 【江差】道立高等看護学院(高看)の学生らが教員からパワーハラスメントを受けたと訴えていた問題は、道の第三者委員会(座長・山内良輔弁護士)が江差高看(檜山管内江差町)と紋別高看(紋別市)で計52件の暴言などのパワハラを認定したことで、学生の救済策や教員の処分が今後の焦点となる。道は学生の意向を調べ、個別に救済策を決めるとするが、時期は教員の処分も含めて未定のまま。昨秋から被害を訴えている学生や保護者は対応の遅さにいら立ちを募らせている。
 第三者委の調査書などによると、2015年度から20年度までの101件を調査し、江差で34件、紋別で18件をそれぞれ認定した。「あんた日本語できないの」「殴るよ、蹴るよ」「ペンでぶっ刺すぞ」などの暴言のほか、執拗(しつよう)に始末書や反省文を書かせるなどの行為があった。被害を受けた学生は江差11人、紋別3人。関与した教員は計11人で、一部の教員は既に授業から外れている。調査に対して「謝罪したい」とする教員がいる一方で「記憶にない」「忘れた」と話す人もいるという。
 江差高看を休学している学生(19)は「パワハラ教員が学院からいなくなってほしい」と切実に訴える。学生は昨年10月、看護実習先の病院の担当看護師から「よく準備している」「いいね」と言葉をかけられ、実技の習熟に手応えを感じていた。
 しかし、教員からは「頭が空っぽ」「私の授業には出ないで」「頭がおかしいんじゃない」などと言われ続け、次第に手が震えるようになり「死にたい」と思ったという。この教員から離れるために昨年12月に休学した。学生は復学を希望しているが、「この1年、思うような勉強はできなかったが、看護師は目指したい。でも、戻っても、パワハラ教員がいれば精神的に不安定になる。悔しい」と漏らす。
 道は一部の教員の異動は、処分が決まる前に行う考えを示しているが、学生の救済策は「誠意を持って速やかに対応する」としており、具体的な内容や実施の時期は示していない。