牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

三世紀に亘り問屋を営む升本総本店の徒然を毎日更新!!商品情報からビアガーデン・試飲等イベント情報、酒文化経済・書評等々!

世界最大の杉玉(sugidama)はギネスブックには、、、

2008-01-07 10:34:58 | 附属酒類経済研究所
写真は弊社軒先に吊り下げられた杉玉です。

杉玉(sugidama)、またの名を酒林(sakabayashi)は、杉の枝葉をまとめ、ボール状に刈り込んで作られたものです。
蔵元の軒先などに吊るされ、冬の新しい杉玉は新酒が出来たことを知らせる、そして、青々とした色から枯れた茶色に徐々に変色する夏~秋の杉玉は熟成・飲み頃を知らせる風物詩になっています。

元来は酒の神様に感謝を捧げるものであったとされるこの杉玉、大都会・東京ではなかなか目にする機会もありません。
「風物詩」の減ったこの大都会に季節感を、ということで、弊社でも新酒の入荷時期に併せ、役員が冬休みの工作で吊るしていました(困ったものです)。

何か杉玉に関するトピックスを、ということで、The Japan Timesを探してみたら、「Sugidamaって何?日本人のトモダチも誰も知らない」という投書がありました。
聞いたものガイジン、答えたのもガイジン。なかなか面白いので、つまみ食い的に日本語で紹介。

ひとしきり杉玉(酒林)の意味を説明した後、「今では杉玉を作る風習は必ずしも残っているわけではないが、驚くかもしれないが、インターネットで買えるんだ」と、IT時代らしい話題に転じています。
やけに細かくて、「お土産用じゃあない。30cmの杉玉は屋根を抜いても30,000円!、大きくなればなるほど高くなるんだ」となっています。
そして、「どれくらい大きなものまであるのだろう?ちょっと調べてみたんだ」と探求に入り、「残念ながらギネスブックには載っていない。『世界最大のクリスマスリース』みたいなのはあるのにね」「でも、もっと頑張って探した」と「青森の桃川酒造で2.2mのものを作っているようだ」としています。

そのあともいろいろ記されていますが、ここでは省略。
でも、最後に「杉玉を知らないっていう日本の友人は北海道の人?北海道ではその習慣があまり定着しなかったようで、杉玉はあまり見られないみたいだよ」と。
いやいや、大したものです。

何はともあれ、新酒、入荷致しました!!

(担当:附属酒類経済・文化研究所)

ランキングにエントリーしてみました。面白い!と思って頂けたらクリック!!→人気ブログランキングへ

牛込・神楽坂 酒類卸 升本総本店
http://e-masumoto.com/default.aspx
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする