牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

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東京神楽坂組合の新年会@出版クラブ

2008-01-18 09:39:25 | 神楽坂とインテリジェントロビーの徒然
昨日は午後二時から東京神楽坂組合の新年会でした。

昼日中の午後二時から新年会?
夜は仕事があるからだそうです。

それもそのはず、この会合、神楽坂の料亭と芸妓組合の新年会です。
弊社は、お得意先酒販店さんからのご紹介で出席しました。

主催者挨拶の後、新宿区長、与謝野馨衆院議員等の来賓挨拶、そして乾杯。
その前後がちょっと変わっていて、乾杯の前には新人の紹介、乾杯後は「お引き初め」ということで、頭(永楽家さん)の木遣に始まり、芸妓さんが勢揃い、踊り等を披露します。
神楽坂の芸妓さん二十数名が勢揃い、というのが本当に華やかでした。

それだけに、丸テーブルに着席した来賓の間にも芸妓さんや料亭の女将等の席が設けられ、テーブルも華やか。お昼であることを忘れそう。
涼也さん、華嬰さん、ありがとうございました。

最近は神楽坂の芸妓さんも有名になり、志望者も多いとのこと。
ただ、やはりプロの仕事。決して楽ではなく、寿退社も含めると、残る人は数少ない状況だということです。
事実、昨日の新人お披露目も1人でした。

酒屋ゆえ、お酒の話にもなったのですが、最近は焼酎を飲まれる方が増えており、風情がない、とのこと。
なぜ?と聞いたら、面白いことを言っていました。

曰く、日本酒の場合、注ぎつ注がれつ、あるいは同じ杯で酒を飲み交わす「返杯」でコミュニケーションが深まる。
ビールの場合、「返杯」はできないので、注ぎつ注がれつ、のみ。
焼酎に至っては、「焼酎下さい」「はい」で、部屋の隅でお湯割り等を作って「どうぞ」で終わってしまう。

ということです。
残念ながらお昼なので日本酒は丁重にお断り致しましたが、日本酒の効用、こんなところにもあったのですね。

お土産は、、、、列席されていたビール会社さんからのビール、勘三郎せんべい、そして白鷹お燗瓶、など等でした。

芸妓さんたち、普段は夕方出勤なのに、今日ばかりは二時には盛装で業務開始、お疲れ様でした。
今年もよろしくお願い致します。

(担当:附属酒類経済・文化研究所)

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