船とワインと地中海と

昨日は夏休み、みたいなお話でしたが、「究極のお休み」の一つは豪華客船での世界一周クルーズ、ではないでしょうか。

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写真は世界一の豪華客船、クイーンエリザベス２号（どうも「２世号」とは呼ばないようです）。
残念なことに、このクイーンエリザベス２号は来年引退、ドバイで海上ホテルとなるそうです。
（ちなみに、最後のクルーズ、クルーズ専門のサイトによれば、９１日間で最低の部屋は12,569ドル、ワンランク上の海の見える部屋で22,254ドル、、、、）

今でこそ、インターネットでこんな情報が入ったり、申し込みとか出来ちゃいますが、以前は本当に遠い世界のこと。

その頃（30年位前）のクイーンエリザベス２号（ＱＥ２）の乗船記がこれです。

井上宗和（1976）：船とワインと地中海と、ＴＢＳブリタニカ、255p．


リスボンから地中海、黒海を一回りして戻り、バルセロナで下船という一ヶ月足らずのクルーズ。

全部で７章構成なのですが、その第四章は「ワイン、ワイン、ワイン
」というタイトル。
１章をまるまる割いて、ワインをはじめとする、ＱＥ２のお酒の話。

そういえば、裏表紙の写真にも
真ん中にＣｈ．ラフィットが鎮座しています。


ワイン・リストには１２４ものワインがある、そうで、彼の飲んだのはＣｈ．マルゴー1967が30ドル、Ｃｈ．タルボー1967は12.5ドルなど。
他にはムートン1964が60ドル、ラフィット1962が50ドル、オー・ブリオン1966が40ドル、ラトゥール1967が30ドルということでした。

これは、中刷りにある、著者が飲んだワインたち、、

時代的なものもあり、全編、「珍しいところに行ってきたぁ」という好奇心に満ちた書きぶりとなっています。
ワインリストとともに、なかなか面白い、本でした。


クルーズ、行きたいよぉ！！！

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