牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

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岩ガキ(岩牡蠣)とベルギービール

2008-07-16 12:00:15 | その他
♪♪おとぎ話の王子でも 昔はとても食べられない
アイスクリーム アイスクリーム
僕は 王子ではないけれど アイスクリームを召し上がる
スプーンですくって ピチャッ チャッ チャッ
舌に乗せると トロントロ
のどを 音楽隊が 通ります~
♪♪

昔、こんな歌が「NHK みんなのうた(たぶん)」流れていました。
(確か「アイスクリームの歌」と言います。どのくらいの世代まで歌えるんだろう、、、)

で、昔はあまり見かけなかったけど、最近では良く見るものです。


岩ガキ、です。

Rの付かない月にはカキは食べるな!!というくらいですから、カキって冬じゃあないの?と初めは不思議でしたが、最近では夏の味覚として居酒屋などでも見かけるようになりました。

我が家でも、到来物の岩ガキ!!!
縦横逆かな?

殻剥き当番としては、冬の真ガキに比べて殻もごつく、手強い相手ではありますが、しばしば「海のミルク」と称されるその「ミルク度」は岩ガキが数段強く、フレッシュでありながらコクのある味覚が楽しめます。


それはさておき神楽坂涵清閣本日の順位は?


今日から始まるベルギービールフェア@松屋浅草の景気づけに、ベルギービール「マレッツ6」と共にいただきました(向こうには黒円熟も見えていますけど、、、)。


ブリュッセルのバケツ一杯のムール貝、オキアミみたいな小エビ等の北海の幸と一緒に飲むベルギービールは最高ですが、ごつい岩ガキとも良い相性です。

ところで、岩ガキって?真ガキとの違いは?

見たところ、岩ガキのほうが殻がごつく、本当に岩みたいです。
また、(寡聞にして)養殖の岩ガキというのは見たことがありません。

産地は、、、、真ガキは広島や松島が有名ですが、岩ガキは青森や秋田、富山、兵庫等、日本海側が多い気もします。

ちょっと調べたら、どちらもマガキ属ですが、そもそも種が違うんですね。。。。

マガキの学名は、Crassostrea gigas
イワガキの学名は、Crassostrea nippona

岩ガキの方にはnipponaと、ニッポン系の名がついていますね。
(ちなみに、学名のついた年は、真ガキは1793年、岩ガキは1934年、ぜんぜん違います)
実際に分布も真ガキは日本を中心に広く分布するのに対し、岩ガキは日本。
真ガキに比べ、きれいな海を好むようです。
(wikiによれば、養殖の岩ガキもあるようです。)

また、ヨーロッパ種のカキもあるようですが、現在、ヨーロッパで流通しているカキの大半は日本から輸出された真ガキの種ガキから養殖されたものだということです。

ふーん、勉強になりました。

あ、忘れてました!!
今日は待ちに待った、サッポロの限定プレミアムビール、エーデルピルスの発売日です!!!
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コメント
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