
ジェラール・リジェ・ベレール(2004):シャンパン・泡の科学、白水社、149p.
書誌的にはこうなりますが、日本版(立花峰夫訳)の出版は2007年9月、先月の新刊です。
原典はプリンストン大学の出版局。只者ではない、という感じです。
著者は基礎物理で修士号をとりながらシャンパンの泡に魅せられ、それをテーマにランス大学で博士号をとった物理学者。現在はモエ・エ・シャンドンの顧問もされているそうです。
内容は、導入部こそシャンパンの歴史や概要等が記されているものの、その後は「泡」について、振る舞いやその裏にある科学的原理等が写真と共にこれでもか、という具合で記されています。なぜポテトチップ&シャンパンは避けるべきか、も明らかに。
イメージ的には講談社の科学分野の新書「ブルーバックス」シリーズのようなものでしょうか。ただ、それよりはいい意味での「役に立たない」趣味の世界の内容です。
欲を言えば、無理に言葉だけで説明せずとも、ちょっと数式を使えばよりわかり易くなっているのではないかということ、そして、「ブランドの違いによる泡の違い」の記述が欲しかった、等です。特に後者はとても関心があるだけに、知りたかった、です。
原題は「Uncorked -The science of Champagne」、こっちの方が夢があるような。
(担当:附属酒類経済・文化研究所(物性部門))
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牛込・神楽坂 酒類卸 升本総本店
http://e-masumoto.com/default.aspx
書誌的にはこうなりますが、日本版(立花峰夫訳)の出版は2007年9月、先月の新刊です。
原典はプリンストン大学の出版局。只者ではない、という感じです。
著者は基礎物理で修士号をとりながらシャンパンの泡に魅せられ、それをテーマにランス大学で博士号をとった物理学者。現在はモエ・エ・シャンドンの顧問もされているそうです。
内容は、導入部こそシャンパンの歴史や概要等が記されているものの、その後は「泡」について、振る舞いやその裏にある科学的原理等が写真と共にこれでもか、という具合で記されています。なぜポテトチップ&シャンパンは避けるべきか、も明らかに。
イメージ的には講談社の科学分野の新書「ブルーバックス」シリーズのようなものでしょうか。ただ、それよりはいい意味での「役に立たない」趣味の世界の内容です。
欲を言えば、無理に言葉だけで説明せずとも、ちょっと数式を使えばよりわかり易くなっているのではないかということ、そして、「ブランドの違いによる泡の違い」の記述が欲しかった、等です。特に後者はとても関心があるだけに、知りたかった、です。
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