きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

プレッシャー

2008-06-17 | 今の会社
最初の話は宝くじからだった。
4億円当たったらどうする?って話になって、nanuさんは「働かねぇって言うのは退屈だから、働きはするけれど、もう今みたいに追われるような仕事はイヤだ」と言う。

「そしたら、例えばどんな仕事がしたいんですか。」
「そうだな・・・決まった仕事をして、決まった時間に帰れる仕事かな。」
「あぁ、私みたいな感じですかね。」

と言うと、その場は一瞬、しんと静まった。

「そりゃ人によるよな、オレだったら工事の進捗とか資金とか気になるから、やっぱり何かしら追われる状況になるだろう。」
「そうですか。・・・例えばnanuさんは何に追われてるんですか?」
「住宅ローンもあるしな・・」
「これから結婚したり子供を持ったりしなければならない、みたいな?世間体?」
「まぁ、それもなくはない。」

すると、Aさんは「男って言うのはいつも何かに追い立てられてるんだよ。」と言う。

でも、そう言う人生を選んだのは自分なんだし、それでたくさん給料もらえてるんじゃん、あなた達。。。


家に帰ると、kekeはまた疲れた疲れたを連発していた。
入りたい大学に今の成績では入れないから頑張って勉強しなくてはならないけれども、つい息抜きに溺れてしまい、そう言う自分の弱さとプレッシャーに疲れているらしい。

「あぁ、でもねそれって、一生続くみたいだよ。今日会社の人たちもおんなじような事言ってたから。」
「でも、仕事は決まった事をしてお金をもらえるんじゃないの?」
「そうじゃないよ。特にうちの会社はギリギリの予算で工事を仕上げなきゃならないし、絶対ムリだろうって言う日程で工事をしなきゃならないから。それで【できません】って言うならお前は会社に要らないって言われるんだよ。」
「でも、今から新しい事を覚えることはないじゃん。」
「そうでもないよ、資格とかも取るように言われるんだよ。」
「でも、一科目だけじゃん。」
「まぁそうだけど。でも中身が難しいんだよ。」
「でも、(基本的なことは)みんな分かってることでしょ?」
「う~ん・・・でも、とにかく大変なんだよ、働くって事は。」
「それなら、もう死んじゃった方がいい。」
「う~ん・・それは私が困るよ・・・別に入れる所に入ればいいんじゃないの?大学なんて。kekeが入りたい所があるって言うから、【もっと勉強しなくていいの?】って言うだけで、別に現状でよければそれで私はいいからさぁ。。。」
「その言い方がさらに煽るんだよ。」
「じゃぁさぁ、どういうお母さんが理想なの?そうなるようにしてみるから。」


「食事だけ用意してくれて、後は家にいないお母さん。」


       ・・・・・・・。


私らは本当に何のために生き続けていなくてはならないんだろう。
今度nanuさんに尋ねてみよう。
生きていて何が面白いですか、って。

親にはもう夢は無い。
私らが見たのは、バブルがはじけて沈んでいく後姿だから。
これから景気がよくなるなんて、TVのウソだと思ってる。
だから、子供も夢は持たない。
考えてみれば、当たり前の事だ。

私の夢は、もしも生まれ変わったら、ぐらいうんと遠い先のこと。
このまま生きていても、状況は何も変わることはない。
変わるとしたら、悪くなる事だ。

いつどこの会社が潰れてもおかしくない状況なんだから。