きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

今の時代

2023-04-27 | 息子keke


豚こまでポークソテー風に味付けしてみました。
参考レシピはこちらです
ケチャップはそんなに好きでない私だけどおいしかった。

食事も別々に取り、ほとんど会話のない我が家ですが、たまにふと何かのタイミングで話をすることがあります。
この前育児マンガを読んでいたこともあって、(「ぼっち育児楽しんでます!」/鳥頭ゆばさん)←すごく面白かった
kekeに「子供考えたりしないの?」と言ったら「諦めた。」と言い切ってた。

「お金がないから。」という。給料がいくらか教えてくれないけれど、だいたいわかっているんだけど、確かにそうだろうと思う。ワンルームで築30年の物件でも1/3給料がなくなるぐらい。結婚してワンルームと言う訳にも行かないし、相手も働いてもらわなければならない。
そもそも女性も高学歴・高収入を求めているだろうから、もうハナから諦めている。

よく話をきくと、結婚まではあきらめてはいないのだが、あくまでも「今の給料で一人暮らしは難しいから」であって、相手が女性ではなくシェアハウスでもいいと言う。そして最後に必ず「余裕もないのに(誰かみたいに無責任に)子供を作って自分と同じような苦労をさせたくない」と言う。

私は昭和の生まれだから、何の根拠もなく結婚はするべきものであると思い込んでいた。よくよく冷静に考えたらkekeの意見の方が正しいかもしれない。

しかも給料もほとんど上がらない。この先、生活レベルが向上する予感がまったくない。私の時代はまだギリギリ寿退社→専業主婦の時代だった。今の時代は女性も働かないとやっていけない。自分は離婚することになって、止むに止まれず仕事しながら働くことになったけれど、最初からそれが分かっていたら怖くて結婚も出産しなかったかもしれない。(でもやればできたし、結局はこれで良かったと今は思うけれど。)

この前までkekeが仕事をやめたいやめたい言っていて何だろう?と思ったら、職場の人がやめて自分の仕事が増えたらしい。それで残業しなくてはならなくなったらしい。

「残業手当つくんでしょ?」と訊くとそれは「つく」と言う。
でも「お金じゃなくて、時間が大事。」と言う。
「でも、7時半とか8時に家に帰れるのは、もっと遠くに勤めている人からしたら当たり前なのでは。。。」と言うと、「そう思う、だからみんなすごいと思う。」と言っていた。

そう言われて気がついたが、こんな朝7時に家を出て、夜8時に帰ってくる毎日は当たり前の人生なのだろうか。
昭和時代は「24時間働きますリゲイン」なんてCMが流行ったくらい当たり前だったけれど、よく考えるとそれは人として当たり前のことなのだろうかと思う。それで家では寝るだけぐらい働いてお金を持つことがステータスで偉いというのも、洗脳だったのではなかろうか。

昭和時代の私たちが洗脳を受けていて、今の若者の「そうむやみに結婚なんてしませんよ」と言う方がマトモな気がしてきた。しかも政府も国民のためなのかどうかよく分からない政治をしてるし。「金を配れば」「ポイントをつければ」国民はつられて動くだろうという発想も何だかバカにしている。

今度は「老人は要らない」みたいな発言をする人まで現れた。
私自身も子育てが終わって、「自分はもう無駄に生きてる存在だなぁ」と思うけど、それじゃあの発言した人は自分が年をとった時に潔く死ぬの?そんな訳ないでしょ。ああいう発言をして目立つことで、有名になって飯を食っていこうという作戦なのでは。

こうやって書いてみると、考え方がG子にだんだん似てきたように思う。
私が「なんでそんなに悪い方悪い方に考えるの?」と言ったらブチ切れたんだよね。

今でも時々思い出す。
時々そう思っても、発想は変えていかねば。。。