Speed(速さ)、Agility(切り替えの敏捷性)、Quickness(加速の機敏さ)の略で、SAQです。よくサッカーチームがトレーニングでやっている、ミニハードルやラダー(はしご)、ミニコーンを使うものです。
先日の「惜敗祝い」(あぁ面倒臭い、早く祝勝会と言いたい)で、参議院選挙の21日の練習をどうしようという話になりました。一つの案として、バッティングセンターはどうかという話があり、いいじゃないかということになりました。お金がかかるんじゃという心配もありましたが、今のところ部費にも余裕があるようですし、どうせそんなに数を振れないだろうから是非やらせようという話になりました。
ただ、それだけでは時間があまるでしょうから、万葉公園での体力づくりと合わせ技でやったらどうかというにことなりました(皆さん憶えていないかもしれませんが)。
いつもは、腹筋・背筋、腕立て伏せ、坂道ダッシュなどをやります。これもとても良いのですが、ふと、ここでSAQトレーニングをしてみてもいいんじゃないかと思いました。もちろん、サッカー選手になろうということではありません。
日本SAQ協会(そんな協会があるんですね!)のHPを見たら、冒頭に書いた速さ、切り替え、加速などの動きなどの「(トップアスリートだけでなく誰にでも必要な)ゼネラルスキルは遊び等を介して幼少期に強化されますが、生活様式の変化と共に、それも期待できなくなってきているのが現状です。現代社会のように生活環境が整い過ぎると、逆に弊害も多くなります。幼少期にゼネラルスキルを強化する機会を少なくしてしまうことはその一つの例でしょう。舗装道路に慣れ、車や電車に乗り、遊び場を失い、自由に野山を走ったり、川遊びをする子供は年々少なくなってきています。本当なら、少年の頃の遊びの中で自然に芽生えるはずの俊敏さ(すばしっこさ)、バランス能力、柔軟性などが、今は十分備わっている人は少なくなって来ています。」とありました。まさに同感です。何度か同じことを書いてきました。
今年の散ドラ諸君は、とりわけこのゼネラルスキル(前後左右への動き、バランス、速さ)が未熟なような気がします。そこで、ここのところ、ダッシュの前にスキップや幅跳びのような走り方をやっていますが、小学校が使えないこの機会に、SAQトレーニングをやってみていいんじゃないかと思った次第です。
とはいえ、私もこのトレーニングをよく分かっているわけではないので、出来るかどうか分かりません。でも、野球の技術ももちろんですが、こういうゼネラルスキル(基本的な体の動き)が出来るようになると、放っておいても野球なんて上手になると思います。
SAQトレーニングもいいけど、そもそもはもっと体を使って遊べってことです。ゲームも楽しいんだろうけども、やっぱり若いうちは、体が「躍動する」感覚を楽しんでほしいですね。年をとってくると、「躍動しなくなります」から。残念ながら。いつやるか?今でしょ!