今朝も見てしまいました。
午前1時からのアルゼンチン対ベルギー戦と、午前5時からのオランダ対コスタリカ戦です。ただし、オランダ対コスタリカ戦はさすがに起きられず、前半終盤からのTV観戦となりました。
まず、アルゼンチン対ベルギー戦ですが、話題の中心は当然メッシです。私もメッシがすごい選手だということは知っています。しかし、W杯や日本代表の試合しか見ない俄かサッカーファンの私は、メッシの試合をきちんと見たことがありません。
守備の意識が低いと言われていることは知っていましたが、実際に目にするのは、ニュースなどでのゴールシーンだけなので、正直あまり意識していませんでした。しかし、今日実際に目にしたメッシは、本当にただぶらぶらする昔ながらのFWでした。そして、日本で言えば、中田英寿、中村俊輔、本田圭祐のように、誰もがすぐに球を預けるトップ下でもありませんでした。
前線の選手でも積極的なディフェンスが求められる近代サッカーでは、ほとんど見かけないタイプの選手です。が、しかしです。一旦ボールを持ってからの動きだしは、まるで体の中にスイッチがあるかのように、見事な差がありました。そして、緩急をつけた動きと、何人に囲まれても足に吸い付くようなドリブルで前進する姿は、やはり異次元のものです。
近代サッカーでは、決して認められないスタイルですが、「メッシならばいい」というだけの力と技を持っています。メッシが守備しない反面(というか、そのせいで)、他のアルゼンチン選手はそれこそ献身的に動き回って、いわゆる南米スタイルとはとても思えませんが、チームの誰もがそれでもいいと思っている、まさにメッシのチームなのだという感じです。
今日のゴールは自身で決めたものではありませんでしたが、やはりメッシが起点となったものでした。そして、いまだゴールなしだったFWイグアインのゴールに結びつくものであり、その点でも単に自分のゴールのためだけにサッカーをやっているのではないということが分かります。
一方、アメリカ戦では躍動していたベルギーのデ プライネやアザールがいいところを見せられませんでしたが、これもメッシ以外のアルゼンチン選手の献身によるものなのでしょうね。
見応えのある試合でしたが、現代流ではないアルゼンチンのスタイルは、メッシがいなくなった後どうなるのだろうとちょっと心配になります。マラドーナの後にマラドーナがいなかったように、メッシの後にもメッシはいないのですから。
次のオランダ対コスタリカ戦は、ロッベン、ファンペルシー、スナイダーというワールドクラスの攻撃陣を抱えるオランダが圧倒的に攻め、コスタリカが屈指のGKナバスと、高いラインコントロールで次々とオフサイドトラップに陥れるディフェンス陣の奮闘でコスタリカが守りを固めるという展開が延長を含めて、120分以上続きました。0対0というスコアですが、退屈などとは程遠い熱戦でした。
延長も点が入らずPK戦に突入した時は、かなりの人がコスタリカの勝ちを想像したと思いますが、PK戦直前にキーパーを代えるというオランダの戦術が奏功し、オランダが2本止めて、準決勝に進出しました。心情的には、コスタリカの勝ち抜けもいいと思いますが、今日の試合内容を考えると、オランダの勝ち抜けが妥当であり、PKの結果もそれを反映したもので、結果として良かったと思います。
しかし、既に終わった試合も含め準々決勝4試合は、敗者も含めて本当にワールドクラスの戦いで、親善試合や後がある予選やグループトーナメントなどとは、レベルが違いました。ベスト8を目標にしていた日本ですが、正直こうした試合を見ると、日本がこの中に入っていることを想像は出来ません。
日本がこの場に立つには、タフなメンタリティ、したたかな戦術、戦術を具現化するスキルと、まだまだ学ぶべきもの、身に付けるものがありそうです。それを共有化して、次の4年間に臨んでほしいですね。
それはともかく、こんな生活をしていると寝不足で死んでしまいそうです。今日は、早く寝よう。
昨日のまでの雨模様から、今日は晴れて午前中は練習を行いました。昼から試合なので、トスバッティングのあと、シートノックまでやって、10時半過ぎには一旦練習終了し、後片付けをして、軽く昼食をとりました。
隣の横中では、三送会の紅白戦を行っていました。散ドラOBでは、3年生ではナオキ、シュウヘイ、2年生ではアキヒロ、コダマ、カズキ、サネユキなどの姿が見えました。
で、滝が原グランドに移動し、12時半から散田ファイターズとダービーマッチを行いました。結果はHPに書いた通り、完敗でした。
もちろん、散ドラ諸君の「力のなさ」が最大の敗因ですが、今日は相手左腕と1番から4番までの強力打線にやられました。特に、4番バッターは2打席連続水道管直撃本塁打で、敵ながらあっ晴れでした。
なので、5番以下を抑えれば、これほどの大差にならなかったと思いますが、この5番以下に四死球6個、当たり損ねをポテンヒットにしてしまったのが3本ありました。上位打線でも、捕れる当たりもありましたが、守備位置をどうするか考えていないので、抜かれてしまった当たりもありました。こうしたことを考えると、もう少し点差は縮められるのではないかと思います。
打つ方も相変わらずさっぱりでしたが、今日は相手投手が速かったので、一層打てる感じがしませんでした。前に飛ばしたのは、マサキとケンタロウだけで、あとは皆三振でした。ただ、速くてもマサキのように当てれば強い当りも打てますし、何かが起きる可能性があります。先週も書いたように、まずバットを振れる「力」と、タイミングをとってボールを叩ける「振り方」を身に付けてほしいですね。素振りをし、トスバッティングとフリーバッティングの違いをよく考えて練習しよう!
といろいろ言いましたが、よくよく考えると、今年の散ドラは、6年生2人、5年生3人、4年生2人、3年生2人という学年混成チームです。対して、今日対戦した散田ファイターズは、1番こそケンタと同じ4年生でしたが、2番から5番までは6年生、6番から8番は5年生、9番4年生と、今日すごかった主力はほとんど6年生でした。それを考えたら、入ったばかりの3年生が普通に試合に出てるのもすごいですよね。
最近は、6年生だけでチームを組めるのは一握りの強豪チームだけでしょうが、散ドラくらい学年がばらけているのも珍しいでしょうね。今高3の倅が入団した3年生の時の散ドラは、6年生が9人いてレギュラーでした。4年生の時には、6年生5人、5年生3人で、倅を含めて4年生が順番に試合に出ては、ハラハラドキドキのプレーをしていました。
それを考えると、3年生や4年生が普通に出ていて、普通のプレーを求めることは酷かもしれません。とは言え、やはり試合に出ている以上、学年関係なく野球を覚えてほしいですね。
例えば、守備位置。普通の定位置を覚えてほしいのもそうですが、今日のように上位打線と下位打線での打球の違いも意識してほしいですし、右と左の違いも意識してほしいですね。そして、毎年言い続けているので、今年だけのことではないのですが、次のプレーを意識することですね。
一つのアウトを取ることが一生懸命で、その場面だけに集中してしまいますが、プレーが途切れるまでは、常に次に何が起きるかを考えないとね。塁を空けないとか、カバーをするとかね。
でも、そんな中でも、盗塁でオーバーランした走者のタッチアウトとか、けん制アウトとか、アウトに出来なかったものの惜しかった中継プレーとか、いいプレーもありました。少しずつこういうプレーを増やしていって、いつかは普通の野球が出来るようになりたいですね。
がんばれ、散田ドラゴンズ!
今日のジョグ
試合が終わって、そのままジョギングに出かけました。
10.2km 1時間00分00秒
全国高校野球選手権大会東・西大会の開会式に初めて来ました。試合はこれからも見ることがあるでしょうが、開会式は倅が3年生の今回が最後でしょうね!
今日は、雨の予報が昨日からずっと変わらず合羽持参で雨に打たれる覚悟でしたが、神宮に着くと、奇跡的に雨があがりました。
そして、無事開会式が始まりました。
散ドラOBのいるチームや、横中OBのチーム、倅のチームなどが、続々と登場してきます。一番手前を歩くチームはよく見えますが、中に入ってしまうと、かぶってしまってなかなか分かりません。
全校が揃うとやはり壮観です。これだけのチームで勝者となるのは、たった2チームだけです。ほとんどが敗者となる大会ですが、勝利の形は一つではありません。
それぞれの勝利を目指して頑張ってほしいものです。
思い起こせば2年前。今でも忘れない6月30日に、倅が千葉の学校関連施設で練習中、左脛骨を真っ二つに骨折しました。開会式の数日前のことです。上級生が少なかったため、倅もベンチ入りの予定だったそうですが、当然それも叶いませんでした。あれから2年、あっという間に最後の夏です。控え選手ですから、出場機会もないかもしれません。どう気持ちの整理をつけるかは本人次第ですが、まずはチームとして、悔いのない試合をしてほしいですね!そして、散ドラOBも、横中OBも!