見てしまいました!
午前1時からのドイツ対フランス戦。
そして、2時間ほど寝て午前5時からのブラジル対コロンビア戦。
いや~、やはりすごいですね。これがワールドクラスなんだと改めて思い知らされました。
日本の敗因については、少しずつ検証がされていますが、本当にざっくりと言うと「攻撃サッカーを目指すことは間違っていなかったが、攻撃の形が一つだけでは通用しない。また、必ずしも攻撃出来ない時もある。その時にどうするのかの答えを持っていなければいけない」というようなものです。
今日の2試合は、その答えを明確に見た思いがします。
前回大会では、華麗なパスサッカーのスペインが征しました。いわゆるポゼッションサッカーです。各国ともそういうサッカーが強いということを認識しつつ、同時にそういうサッカーに勝てるように進化してきたというのです。ボールを奪ったらショートカウンターでスピーディにゴールを目指すリアクションサッカーです。
どちらかと言えばドイツがポゼッションサッカーで、フランスがリアクションサッカーと解説者が言っていましたが、両チームともどちらの要素も持ち合わせていました。つまり、今のサッカーで勝つためには、ボールをしっかり保持するパス精度を持ちつつ、基本的には前を向いてタテにボールを入れて、相手陣形を崩し速攻する両方の要素が必要だということです。
ドイツと言えば、「ゲルマン魂」「泥臭さ」と言われてきましたが、日本の一番いい時(つまりはいつも出来るわけではない)のきれいなショートパスを普通につないでいました。一方で、横や後ろではなく、つねに前を向いて、機を見てタテに入れて、スペースを作りだしていました。それでいて、決勝点はセットプレーから長身センターバックがヘディングで押し込んだものです。対するフランスも何度もドイツディフェンスの裏をつき、後半はポゼッションでもドイツを上回りまったく互角の戦いでした。
ブラジル対コロンビアは、やはり南米のチームなので、欧州チームよりはしなやかというか、自由な「感じ」はありますが、基本的には、今は世界のサッカーにそれほどの地域差はないという印象で、この試合もやはりボールを奪ってひたすら素早くゴールを目指す、すごい試合でした。そして、いよいよブラジルが目覚めたと感じされる試合でした。これまで圧倒的な試合内容を誇ってきたコロンビアが、ほとんど見せ場を作れませんでした。それほどブラジルが押し込み、2点を奪い圧倒しました。後半にロドリゲスがPKを決めてからは、コロンビアが猛攻をしかけましたが、時既に遅しでブラジルの勝利となりました。しかし、終了間際に、背中に膝蹴りを食らったネイマールが退場し、腰椎骨折と発表され、ブラジルも勝利の代償は大きかったです。ブラジルの次戦に暗雲が漂います。
しかし、眠い。