八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

衝撃、田中将大、故障者リスト入り!

2014年07月12日 00時57分35秒 | プロ野球・高校野球

田中将大投手が故障者リスト入りしました。最近、調子が良くないのは明らかでしたが、故障が影響していたのかもしれません。しかし、メジャーで故障者リスト入りは結構あることなので、何気なく見ていたのですが、右ひじの靭帯が部分的に断裂しているということで、かなり深刻な故障のようです。
 
現状のチームドクターの診断では、手術はせずに、保存療法で6週間で復帰可能との見方をしているようですが、痛みがなくならない場合は、手術もあるとの微妙な言い方をしています。
 
同様の手術経験のある桑田真澄氏は、この類の故障は自然に「完治」することはなく、だましだまし続けるくらいなら、早く手術した方がいいと断言していました。25歳という普通なら「若手」投手には何とも酷な宣告ですが、経験者だけに説得力があります。
 
桑田氏は、メジャーの中4日の登板間隔も理由にあげていましたが、もう一つの「高校野球」時代からの酷使も大きいのでしょうね。
 
私も早稲田実業の斎藤佑樹との激闘には、手に汗握った一人ですが、あの舞台に立つまでに、予選で、甲子園でどれだけ投げたのか、ということです。
 
例えば、今年の東京都予選は、ほとんど2日、3日でどんどん試合が行われていきます。もちろん、強豪校はシードを得ていますし、選手層も厚いので、一人で連投ということはありませんが、勝ちあがるにつれ負けられなくなれば、エースに負担がかかります。本戦の甲子園に進めばなおさらです。限られたスケジュールの中で、延長、雨天順延などがあれば、日程は過密になり、強いチームの優秀な選手ほど過酷な環境に置かれます。
 
甲子園に5回出場し、優勝2回、準優勝2回、あとの1回はベスト4と、近年では誰よりも投げてきて桑田真澄氏の発言には、重みがあります。マー君の獅子奮迅の投球に夢を見てきたファンには、つらい現実かもしれませんが、より長く選手生活を続けてもらうために、最善の判断をしてほしいですね。

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オールスター再考。

2014年07月12日 00時12分34秒 | プロ野球・高校野球

オールスターについては、何度か書いています(「オールスター!」)。かいつまんで言うと、「オールスター」ですから、普通の人、軽量級の人ばかりではなく、綺羅星のごとくスターであってほしいということです。普通の人が苦労の末、オールスターに出て感激するのも、希少価値があればこそです。
 
辛口の野球評論家である豊田泰光さんも同じことを何度か言っていましたが、今日ネットで同様の記事を見かけました。
 
曰く、ご意見番で知られる張本勲の現役時代は、パリーグの人気がなく、アピールする場がオールスターしかなかったため、それこそ死にもの狂いで戦ったということ、日本を代表するスラッガーであり理論派でもある落合博満が若かりし頃、山田久志、鈴木啓示、江夏豊、門田博光といった錚々たるスターが居並ぶベンチで、緊張のあまり背中がつってしまったことなど、オールスターがオールスターであった頃のギラギラ感を語り、最近の大阪桐蔭出身の西岡が演出して、後輩の藤浪と中田翔に小芝居をさせた悪ふざけなどの軽々しさを批判していました。
 
かつて、仰木監督が松井秀喜を打者に迎えた場面でイチローを登板させ、セの野村監督が松井に代打に投手の高津を送ったということがありました。これは、仰木監督のショーマンシップと、野村監督の最高の打者のプライドを守る気持ちと、どちらも理解が出来ます。
 
しかし、藤浪と中田翔のやりとりは、やはり悪ふざけというレベルのものです。せめてやるなら、全球ストレート勝負などの力勝負なら、まだ理解も出来ます。それを、芸人でもないプロ野球選手のくだらない茶番は、ポストシーズンのテレビ番組の運動会と一緒です。ファンが見たいのはそんなものではありません。

ファンが見たいのは、本当の「スター」であり、本当の「プロの力」、「プロの技」です。星の輝きが眩ければ眩いほど、遠ければ遠いほど、憧れは募ります。親しみを見せるのは、サインをするなどのファンサービスだけにして、グランドの上では、圧倒的な存在感を示してほしいものです。
 
私の子どもの頃のスターは、王選手でした。メジャーリーガーですらサインをねだる正真正銘のスターです。そのスターを倒そうと、江夏、平松、星野、松岡、外木場など、各チームのエースがしのぎを削り、成長したのだと思います。打者もまたしかりです。毎年王選手が獲得する本塁打王を奪おうと、田淵、山本、松原、大杉、大島など各チームのスラッガーを刺激したのだと思います
 
結果、オールスターのベンチは、本当にスターが勢ぞろいで、初出場の若手などは緊張のあまり、端っこで小さくなっていたものです。それが、今ではみんな仲良くといった風情で、緊張感がまるでありません。
 
そういう意味では、若手ではありますが、最初からメジャーを目指している大谷翔平あたりにヘラヘラしている選手たちに喝を入れてほしいですね。今年はそれだけのエースに成長しています。しかし、そうした傑出した選手がいずれメジャーに行ってしまうのが分かっていますから、その選手が抜けてしまうと、またぬるま湯になってしまいます。いたちごっこです。
 
Jリーグのような一部二部の入れ替え制も必要かもしれません。しかし、Jリーグも世界レベルにはまったく到達していないように、正解は見えません。
 
ファンにはぬるま湯のように見えながら、そこから毎年多くの選手が振り落とされ、その時になって初めて、戦力外を言い渡された選手が野球以外にすることが見つからず愕然とするということが毎年繰り返されますこれは、プロ野球という「業界」の教育、育成、マネジメントが出来ていないことにほかなりません。個々のチーム任せにせず、プロ野球全体での改革が必要な気がします。
 
今に始まったことではありませんが…。
 
 

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