ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

孤育て

2016年02月27日 | 子どもの成長

白い花は、節分草です。
近所に群生しています。いつもの年より遅い開花でした。 

今、あなたは、子育てをどのように感じていますか。

幸せですか。

つらいですか。

 

妊娠中から子育てを考えていました。

お腹の赤ちゃんを慈しんで過ごしていましたか。

 

昔の女性は、妊娠中に「母」になりました。

仏教では、妊娠中を一歳と考えていました。

数え年で数えていました。

三つ子の魂は、2歳のことを言います。

2歳までの育てられ方がその子の「一生」を左右します。

 

子は、神の子、みんなの子でした。

隣近所の多くの人から慈しみ・愛されて育ちました。

昔の子育ては隣近所の人々が共に助け合い、よその子も我が子も同じように育てました。

子どもには「子ども社会」親には「親の社会」青年には「青年の社会」高齢者には「高齢者の社会」がありました。

祭や地域の伝統行事に様々な世代が関わり「絆」を深めました。
子どもは「子ども社会」の中で異年齢の子ども達で遊んでいました。
そんな遊びの中から「秩序」「規律」「社交性」「礼儀」などを学習しました。 

 日常の生活も、食品の貸し借り、金銭の貸し借りが信頼関係の元で行われ貧乏でも暮らして行けたのです。

子育ても集団で行っていました。

けして一人で行うことはありませんでした。

 現在は、子育ては「孤育て」になっています。

核家族化し、たくさんの愛の手に守られて育てられなくなりました。

子育て支援センターに行っても,他人や他の子と比べたり、ある意味で寂しい思いをして帰って来るだけです。

1歳の子は、他者と遊ぶより親と離れずに安心を得ることの方が重要です。

できるだけ「我が子から逃げず」共にいることです。

しかし、親自身が養育された過去がつらく苦しいものですと、子育てが楽しくありません。

同じような思いをしないように、「負の連鎖」を断ち切りましょう。

コメント
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