ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

完璧はない

2016年04月04日 | 子どもの成長

昨日の夕方は黄金色に山が染まった。
美しさに感動した。 

一人として同じ子どもはいません。

健康な子どもは、生まれたときは小さくても、すぐに大きく強くなり、たくさんのことができるようになっていきます。

 親は自分の子どもが普通なのかどうか、よく心配します。「ふとりすぎかしら?」

「小さすぎるみたい」「お座りはまだかしら?」「歩いてもいいころなのに?」

どの子どもも、他の子とどもとは違う特別な人間なのです。

同じ年齢で同じ性別であっても、子どもたちはそれぞれ異なっています。

 「完璧な人はいません。完璧な親もいなければ、完璧な子どももいないのです。

私たちにできるのは、最前をつくすことだけであり、時には助けてもらうことも必要なのです」 

よい親であろうとすることは、精神的にも肉体的にも大変なことです。

親であることは、常に想像以上のエネルギーを必要としています。

子どもは何度も挑戦することで、新しい事を学んでいきます。

親もまた同じなのです。

 だれも完璧ではありません。

 あなた自身の判断を信じてください。

子どもたちのよい親であると信じてください。

あなたが自分を好きになり、自分を信じることができるなら、子どもも自分を好きになり、自分を信じることができるでしょう。

そうすればあなたは子どもに伝えやすくなり、子どもはあなたから学びやすくなるのです。

 たくさん抱いてあげてください。

そして目を合わせてお話をしましょう。きっと優しい笑顔を返してくれます。

抱いてあげることは母子のコミュニケーションを築くためにも重要です。

また、あなたの母性も育まれます。

 育児雑誌やまわりの情報にふりまわされずにのんびり育児を楽しみましょうね。

育児情報誌は、広告によって成り立っています。

情報の中には、売るために作られた情報があります。

正しい情報かどうか読み取る力を養ってください。

 子どもは、一人一人まったく違った個性を持っています。

あなたのお子さんを信じてあげてください。

そして自信を持ってください。

あなたとお子さんを応援しています。

 

 

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祖父母の弊害

2016年04月04日 | 子どもの成長

木蓮の蕾がふっくらしてきました。
山には辛夷の白さが目立つようになりました。

おじいちゃん、おばあちゃんは、孫の積極的に関わろうとします。

それはある意味では、とてもいいことなのですが、ややもすると子育ての弊害になることもあります。

多くのお母さんが、その弊害に悩み苦しんでいます。

 孫を可愛がり、孫に関わりたいがために、母乳哺育で頑張っているお母さんに、母乳は栄養がないからミルクに変えるように要求することがあります。この要求の裏側にあるのは、「自分がミルクをやりたい」孫の面倒をみたいという考えが根底にあるからです。

 自分の育児感を、押しつけたり、以前の間違った育児知識を強要します。

 昭和30年代頃までの日本社会の風潮としてミルクは母乳に比べてより栄養価の優れた赤ちゃんのための哺乳食品としてもてはやされていた。

また当時母乳哺育をする者は貧乏人、ミルク哺育をする者は金持ちなどの偏見からミルクで子育てをしてきているおばあちゃんが多く母乳で頑張りたいお母さん達に安易にミルクを足すように勧めたり、母乳に栄養価がない、または減っていくなどの誤ったアドバイスをしている現状がある。

森永ヒ素ミルク事件もこのような考え方があったからです。

  一昔前にスポック博士の書かれた育児書が、広く世間に浸透しました。

赤ちゃんが誕生すると、スポック博士の育児書を贈るのが流行りました。どこの家にもその本があったのではないでしょうか。

その育児書には“抱き癖がつくから必要以上に抱くな”“赤ちゃんは一人で寝かすように”“赤ちゃんは一人で寝かせるべだ”などと書かれていました。

 日本で行われていた川の字に家族で寝ることなどは否定されました。

ほんの影響で、赤ちゃんを別室で寝かせることなどもされました。

アメリカでは育児書通りに育った子ども達が少年犯罪を起こすケースが多発し、社会問題になりました。

幼少期に必要な愛情を十分もらえずに母子関係が希薄化したため、大きくなってからの対人関係や精神に異常をきたしているのだと思います。

 今は、この本は否定されていますが、この本をマニュアルにして子育てした世代が、おばあちゃん、おじいちゃんの世代です。

 間違った本の影響を押しつけてきますので、注意してください。

 お母さんは子どもの欠点ばかり見えて気になりますが不必要なことを言わずに、おじいちゃん、おばあちゃんは、孫のキラリと輝く素敵なところを見つけて引き出してあげてください。

孫育ての時間を楽しんでください。

 

 

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