ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

母性と父性

2012年01月28日 | 母性の大切さ
今朝は、寒さで寒椿の蕾が凍り付いていた。
気温が上がれば自然に溶けます。
溶けるまでジッと待っています。
美しい花を自然は見せてくれます。
それを感じる心を持っていれば観ることができます。
わが子の笑顔も感じる心がれば笑顔を見せてくれます。
Img_4049

我が子を育てる上で大切なものは、「母性」「父性」です。
母性は、我が子を無条件の愛で護ることです。
父性は、厳しさをもった慈愛です。
我が子の全てを受容し、安心できる存在が「母性」である。
社会的な道徳感やしつけやマナーを教える力が「父性」である。
全ての人は男女の差が無く、「母性」「父性」を内に持っています。
だからこそシングルマザー、シングルファザーでも子育てが出来るのです。
母の愛は、我が子の全てを「許容」します。父の愛は、「制限」する愛であり、厳しいものです。
しかし、その制限が度を超してはいけません。
慈愛に満ちたものでなければ「暴力」「虐待」です。

人が育っていく上で大切なのは、「母性」「父性」がバランスよく我が子に与えられていくことで「自立」した人間に育ちます。
生まれてすぐの赤ちゃんが心身ともに健やかに育つためには、まず「母性」が十分に与えられることが重要です。
母性が十分に与えられた後に「父性」が必要になります。

両親から「厳格」に育てられた子は、思春期になって「暴力的」になったり親の言うことを聞かなくなります。

大切なのは、親から「無条件に愛される」ことです。
条件つけの愛は愛ではありません。

母性や父性は、誰にでも「無条件」に備わっているものではありません。
親から受け継ぐものです。親から「慈愛」に満たされ育った人は自然な行為として我が子に捧げることができます。
備わっていない人は、妊娠中からお腹の我が子を慈しむ日々を送ることで自覚してきます。
赤ちゃんを産んだからといって誰にでも「母性」は備わっているものではありません。
生んだ後の「復職」や「保育園」探しを考えている「女性脳」には、芽生えにくい。
自分を犠牲にしてでも我が子へ愛に満ちた行為が自然に行えることが大切です。
それによって「愛着」が生まれます。
このことをあなただけではなく、これから出産を迎える方や隣人に伝えてください。
また、あなた自身ももう一度、母性と父性について考えてください。
夫婦で話をしてください。




コメント (5)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« オール電化 | トップ | しし鍋 »
最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ひげ爺様、いつもブログを楽しみに拝見させて頂い... (幸せの四つ葉)
2012-01-29 07:38:08
ひげ爺様、いつもブログを楽しみに拝見させて頂いております

前々から心を締め付けられる様な思いを度々する事があります、それは子供への虐待です

最近自分自身が出産したからなのかそのようなニュースをよく見ます、バッテリー液入りの目薬を我が子にさして失明させた事件やパチンコ行きたさにまだ一歳にもならならい様な我が子を段ボール箱に入れ、上から毛布を掛け七時間以上も放置し、死なせてしまった事件等、見る度に悲しくなり、怒りが込み上げて来てもしも我が子がそんな目にあったらと恐怖を覚え眠れなくなります。

その人達は我が子の顔を見て何も感じなかったのか?手を止めて何故自分のやろうとしている事を自分がされたらと思えなかったのか?その前にこの人達には母性と父性のかけらも無かったのか?と思ってしまいます。

愚痴の様な事ばかりを書いてしまい申し訳ありませんでした、このコメント載せてくださらなくてもいいですよ、ただひげ爺様にお手紙として出したかったのですが住所も分からなかったのでこちらに書かせて頂きました。

お忙しいと思いますのでほ返事は結構ですよ(^-^)o

お体に気を付けてこれからも頑張って下さい遠くから毎日応援しています
返信する
追伸 (幸せの四つ葉)
2012-01-29 07:56:54
追伸

ひげ爺様すみません、バッテリー液入り目薬の事件は実の子供ではなかった様ですね、それでも許せないですね、純真無垢な子供を傷つける者達全員を罰してやりたい気持ちです(無理だと分かっていますが)何度もお時間取らせてすみませんでした。
返信する
母性については今までの記事で十分に理解させてい... (風見鶏)
2012-01-30 00:19:01
母性については今までの記事で十分に理解させていただいてるつもりです(実践できてるかは別として 笑)が、父性について実はよく理解できておらず(私が女性だから当然ですが)一度質問させていただこうと思っていたところでした。

>社会的な道徳感やしつけやマナーを教える力が「父性」である。
>父の愛は、「制限」する愛であり、厳しいものです。
なるほど。ひげ爺様にように愛情を持って喝!を入れる、この姿勢こそ父性だと理解してよろしいでしょうか?
というのも私自身が父親に対して心を閉ざして生きてきました。自分の意見を言えば頭ごなしに怒鳴られ、一歩間違えれば命に関わる体罰を受けたこともあります(警察を呼ぼうかと思ったくらい)。将来結婚して家庭を持つなんて子どもの頃は考えられませんでした。180℃違う男性を主人として選んだわけですが(笑。
感情任せの暴力の心の傷は一生癒えることがありません。本当に絶対やめてほしいです。

今の若い父親は子どもにとって友達感覚というか、優しすぎる、父性が足りないとよく言われます。おそらくひげ爺様も同じようにお考えだと思います。うちの主人もそのタイプです。だってそういう人を選んだわけですから(^_^;
ダメな事はダメ!という毅然とした態度、これは母親でも同じですよね??
母親だって何でもかんでも許容するわけではないですし、確かに男性も女性も母性と父性の両方を兼ね備えていると思います。だとしたら役割の違いって・・?
男の子の場合、小学生くらいになれば父親を通して「社会」を勉強するのがとても重要だと思います。職業に対して夢をもったり、社会に対して関心を持ったり・・今問題のニート層はその貴重な体験が希薄だったのでは?と個人的に思います。ではそれ以前の幼児期は・・??
特に3歳くらいまでの時期、「○○だからコレをしちゃいけない」という理屈は理解できないといいます。
それが理解できる歳が幼稚園入園の時期です。ひげ爺様もこの時期は悪い子でいいとおっしゃいました。だとしたら1~3歳においての父親の役割とは具体的にどういうことを重視すればいいのでしょうか?
本当に基本的な質問ですみません。私がひげ爺様のブログ(私にとっては耳の痛い話ばかりなのに)にここまで共感の気持ちを持てるのは、自分が親から受けられなかった父性ゆえだと思います。
どうぞこれからも愛情いっぱいの喝!!を入れてください。
返信する
風見鶏さんいつもコメントありがとうございます。 (ひげ爺)
2012-01-31 22:39:35
風見鶏さんいつもコメントありがとうございます。
回答が遅くなって申しわけありません。


女性に父性を理解するのは難しいですね。
あなたのお父さんの思い出にもあります「暴力」は絶対いけません。感情のままにわが子に暴言を吐いたり暴力はいけませんね。

その点を踏まえて優しい夫を選んだのは理解出来ますよ。
優しさの中にも厳しさも必要ですね。
「 ダメな事はダメ!という毅然とした態度」これは母親にも言えることです。
でも「何故ダメなのかを説明してください」抱きしめながら話して上げてください。
理解出来ないからといって見逃してはいけません。

父親の役割は、「子どもと遊ぶ」「信頼感」「叱る」これらに「絶対的な愛に根ざしている」ことがなければいけません。
基本的な生活習慣が守れないときや命の危険に関わるときです。
母親で無理な時に、「父親の威厳」で叱ってください。
最後には、父親の一言で治まるのが理想ですね。
そのためには、父親の優しさ・愛があって効き目があります。

子育てを楽しんでください。
返信する
ありがたいお返事本当にありがとうございます! (風見鶏)
2012-01-31 23:30:56
ありがたいお返事本当にありがとうございます!
愛情を伴った喝は心から「叱ってくれてありがとう」と思えますね。このブログは母親だけでなくイクメン男性たちにも広まって欲しいです。
1歳半の今はとにかく信頼関係を築く時期ですね。教育的観点からも、0歳のころからよく父親と遊んだ子は発達もよく情緒が安定し、社会性のある子に育つといわれています。最近は確かに「オトモダチ感覚」なところはありますが、子どもに積極的に関わろうという男性は多いです。若い男性も捨てたものじゃないですよ(^^。私の周りの「父親とよく遊ぶ子」たちは、皆いい笑顔で育っています。子どもなりに父親と母親の役割を理解しているところも面白いです。ウチは主人と遊んでいる時は私には見せない笑顔を見せます。嫉妬したくなるくらいですよ(笑。でも添い寝は私じゃないとダメらしい。

怒鳴るとか暴力とか・・虐待は連鎖するという説もありますが、私は逆に痛みを受けた人間は人の痛みを理解できるのではと考えます。私だってイライラしたり怒鳴りたい時はありますよ。出来た人間じゃないですから(笑)。怒鳴りそうになったら思い切って無視して放置します。そしてしばらく気持ちを落ち着けます。息子は私の気持ちを他所に、暢気なお喋りしながらそこら辺で遊んでます。。。怒るのが馬鹿馬鹿しくなって気持ちが落ち着きます。おススメです♪
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

母性の大切さ」カテゴリの最新記事