相模太夫の旅録=Tabi Log

☆ 旅は一枚の写真から始まる!!

☆ 旅先での四季彩々一期一会の被写体を瞬撮!!

「片倉城址公園」では「ホウチャクソウ」が白い花姿を披露中!!

2021-04-04 13:35:57 | 公園・庭園
八王子市片倉町に東京都指定文化財である旧跡片倉城跡(室町時代に築城)と周辺の自然環境の保全と市民の憩いの場として昭和47年に開園した市立の「片倉城跡公園」はある。片倉城跡は北は湯殿川、南は兵衛川、 東側は国道16号線、南側を走るJR 横浜線に囲まれた区域で「小比企丘陵」の東の先端部分、標高110~144m程に位置している。広さ約6haの園内には入口前にまず「彫刻の広場」、左に「はす沼」、「いこいの広場」、遊歩道を上っていくと「休憩広場」、水車小屋、「奥の沢」がある。更に空堀を縫って上ると視界が広がり「つつじ山」、「二の丸広場」、「本丸広場」があり城跡の遺構を見ることができる。当園は特に「いこいの広場」や「二の丸広場」の咲き乱れる40本近い桜とカタクリの名所である。園の入口近くの「住吉沼」と「片倉沢」の一画に珍しい「ホウチャクソウ」(宝鐸草)が白い花を披露中である。この花は日本、中国原産でヌサフラン科チゴユリ属の山野草(宿根草)である。雑木林などの樹間のひらけた場所に群生し、先端の葉の付け根から地味だが白から緑へのグラデーションが美しい長さ2cmほどの花が1~3個の花を垂れ下がったように咲かせる。草丈は30-60cmになり葉は互生、茎は上部で分かれている。花被片は6枚(3枚の花びらと3枚のガク)でどことなくベル型でなんとも可愛らしい。2104)
 
 
 


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「片倉城跡公園」の「カタクリ」の花を求めてへ!!

2021-04-04 08:38:09 | 公園・庭園
八王子片倉にかつて「片倉城」というお城があった。廃城となったその丘を公園として整備した「片倉城跡公園」はある。園内の北側斜面に残る雑木林を縫うように散策路が造られている。斜面林の北は湿地となり「湯殿川」が流れている。この雑木林には「カタクリ」が群生しており「カタクリ」の名所となっている。開花時期は桜が咲く頃の3月末から4月初にかけて北側の斜面林には薄紫色の可憐な花姿を現してくれ咲き誇る。「カタクリ」はユリ科カタクリ属の植物で「片栗粉」の原料としても知られる。昔はカタクリではなく、カタクリの花が傾いた「かご」のように見えたことから「堅香子(かたかご)」と呼ばれていたという。当園のカタクリは自生しているものと他から移植されたものがあり数万株はあると思われる。自然の残る公園に溶け込んで良い風情を見せる。このあたりには昔からカタクリが多く自生していたので「片倉」という地名は「カタクリ」が転じたという説があるほどである。カタクリの花は「春の妖精」「スプリング・エフェメラル」とも呼ばれる。その可憐な姿は春の数日間だけそっと現れ初夏には緑の中に紛れてそっと消えてしまう姿から「妖精」と言われる。ピンク、薄紫色でほっそりとした花弁に特徴があり、1株に1つだけ下向きの花をつける何とも言えない儚い美しさ持っている植物である。(2104)
 
 
 
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合格大仏と呼ばれる「上野大仏」と仏塔の「パゴタ」参拝!!

2021-04-04 08:01:38 | 寺院
台東区上野公園の一画、明治5年創業の西洋料理の草分け「上野精養軒」隣接する上野公園内「大仏山」という丘の上に像高約6mの釈迦如来坐像「上野大仏」は造立されていた。寛永8年(1631)に初建された上野大仏は度々罹災(正保4年=1647の地震)したが、その都度再建復興されてきた。関東大震災では首が落ち、第二次大戦時には軍の金属供出令で胴体は徴用され「お顔」のみが残され、現在では寛永寺に保管されていた顔面部のみが「レリーフ」(昭和47年=1972)として保存された。大仏殿の跡地には仏塔の「パゴダ」様式の祈願塔と志納所が建立(併設)され、旧薬師堂本尊の「薬師三尊像」が祀られている。度重なる災難にも耐えた大仏、「これ以上落ちない」ということで「合格祈願」に訪れる人が絶えず次第に「合格大仏」と呼ばれるようなった謂れを持つ。(2103)
 
 
 
 
 



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