相模原市下溝にハーブとバラの芳香に包まれた農園=農業生産法人グリンピア相模原が運営する農業体験施設「モナの丘」はある。2007年にオープンした「モナの丘」は広さ3.5haの広大な敷地内に「バラ園」、「ハーブ園」、「ラベンダー園」があり文字通り花園のようである。その他に「バイオマス実験プラント」、「キノコ畑」、「果樹林」、「バーベキュウ広場」等が配置されている。カモミールやネモフィラが咲く園内の一画にしなやかな花姿の「ジャーマンアイリス」(ドイツアヤメ)が咲き始めている。花名のとおりヨーロッパ原産、アヤメ科アヤメ属の多年草植物である。この花の特徴はなんといっても紫色や黄色など原色の大きな花が咲く。花姿も下の弁が垂れずに横へ大きく広がりドレスを纏ったようなフリルやフリンジが入った優雅な花姿が魅力、特徴である。日本の菖蒲やアヤメに比べるとカラフルで赤、ピンク、オレンジ、青、紫、白、黄と多い。エジプトのファラオの墓石にはこの花の絵が彫られているという。またフランスの国花の一つでもある。(2104)




