大和市上草柳に引地川の水源地である「泉の森公園」の一画に大和市を代表する民家2棟が移築復元、保存されている「郷土民家園」はある。入口傍では藤が満開しだれている。約3900㎡の園内には手前に江戸時代中期に建てられた大和市最古の民家である「旧小川家住宅」、上和田の久保集落の一軒として現存していたものを昭和59年に解体し移築された。現在屋根は茅葺き替え中で屋内は見れないが、寄棟造りで手前に広い板の間「ザシキ(座敷)」、右奥の畳敷きの間は「デエ(デイ)」の接客の間、 左側は「ヘヤ(部屋)」で寝室の3室からなる。また旧小川家住宅の隣にある「旧北島家住宅」は大和市指定重要有形文化財で江戸時代末期(19世紀後半)に建てられた代表的な養蚕民家(住宅)である。建築様式は入母屋造りで茅葺。建坪は小川家より少し大きく41坪である。屋内は「ザシキ(座敷)」、「オカッテ(お勝手)」、 畳敷きの2部屋は左側は「オク(奥)」、右側が「ナンド(納戸)」の4室からなる。(2104)






