相模原市南区麻溝に四季の花が絶えない「相模原麻溝公園」はある。今当園は桜も終わり代わってクレマチス、ネモフィラ、チューリップ,ハンカチノキ、藤が咲き始めて華やかになってきた。「ハンカチ」の木のそばに一本の「オオデマリ」(大手鞠)が植栽されている。「オオデマリ」は日本原産の「ヤブデマリ」の園芸品種である。原種は花序の周辺にだけ装飾花をつけるが、品種改良によって花序の花すべてが装飾花となった。花期は5月頃であるが、今年は桜をはじめすべての花が早くこの花も冷害ではない。アジサイと同じ初夏、アジサイのような白い装飾花、ボール状に似た花を多数咲かせる。今はまだ咲き始めの段階でライムグリーンの花色で蕾も沢山付け今にもじけそうである。これから徐々に白色に変化しアナベルアジサイのような花塊となる。花が鞠のように大きくまとまってつくことから「オオデマリ」(大手鞠)と名づけられた。花の咲き方や雰囲気がどことなくアジサイに似ていて美しい。(2104)
古くより上溝の地に鎮座し「八幡大菩薩」と称され北相模の農耕開拓の守護神とされる「亀が池八幡宮」は鎮座している。創建は元弘元年(1329)、暦応2年(1339)に社殿を再建、慶安2年(1649)幕府より社領として七石の朱印を拝受している。祭神は応神天皇。ここは県内では珍しい当宮一ヶ所で境内左側「七福神」が祀られている。「鳥居」より境内に入ると中央に二本の樹齢350年のご神木「夫婦いちょう」聳えている。この神木を潜って参拝すると良縁・良い仕事に恵まれ、ご利益があると参拝者が絶えない。境内に一角に車のお祓いができる珍しい「ゴールド神社」、その他境内社4社、神楽殿がある。「神門」左右に「回廊」、正面に美麗な「社殿・拝殿」がある。「本殿」の左裏にある池に沢山の亀がいたことから「亀ヶ池」という宮名がついた八幡宮である。(2104)