相模原市南区下溝に四季の花が絶えない「県立相模原公園」はある。残暑厳しいこの夏季はさすがに花も少なく咲いているのは「ハギ」と「ムクゲ」、「センニンソウ」くらいである。そんな中にあって秋の気配をいち早く感じたのか「紅葉の丘」付近の雑木林の中に4〜5輪、オレンジ色したあの独特な花姿の「ヒガンバナ」が咲き始めていた。「ヒガンバナ」(彼岸花、石蒜)はヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草である。別名は「曼珠沙華」(マンジュシャゲ)、学名から「リコリス・ラジアータ」とも呼ばれる。中国が原産であり、日本においては帰化植物に分類される。秋の彼岸の頃に花茎の先に強く反り返った鮮やかな赤い花を咲かせる花である。(2208)
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