相模太夫の旅録=Tabi Log

☆ 旅は一枚の写真から始まる!!
☆ 旅先での四季彩々一期一会の被写体を瞬撮!!

昭和記念公園「こもれびの里」に「旧石井家住宅」がある!!

2016-10-17 15:19:55 | 建造物
1983年に開園された立川市と昭島市にまたがる国立の公園「国営昭和記念公園」はある。園内の「こもれびの里」に「農家エリア」がある。エリア内に平成25年東京都狛江市にあった石井家の建物のうち「主屋」、「長屋門」、「内蔵」の3棟が移築され立川市指定有形文化財となっている。石井家は江戸時代、和泉村(現在の狛江)松下領の年寄、名主も務め、併せ農業、酒造業も営んでいた家柄である。各建物の内「主屋」は住宅建物で18世紀後半の建築年代である。間取りは「土間」「ヒロマ」「ザシキ」「ナンド」他の六ツ間取り。この古民家園の門にもなっている「長屋門」は19世紀初の建築で門の中央通路には内開きの門扉と潜戸がありその他「穀蔵」と「納戸」もある非常に大きい門で格式の高さが窺える。主屋の裏にある「内蔵」は「文庫蔵」とも呼ばれ建築年代は明治初期で、二階建て茅葺置屋、妻入りで什器、衣類、長持ち、箪笥が納められていた。もうあきる野市旧岡野家住宅より移築の「外蔵」がある。建築年代は明治期のもので穀物など収穫物の保管に利用されていた。250年という永い歴史と往時の生活ぶりを教えてくれる空間で昭和30年代の武蔵野の農村風景を再現されていた。(1610)














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