鹿島春平太チャーチ

「唯一の真の神である創造主と御子イエスキリスト」この言葉を“知っていれば”「天国での永生」は保証です。

Vol.162『旧約預言の通りだった!』(12章)

2006年07月29日 | ヨハネ伝解読
~~では、「ヨハネ伝解読」に戻りましょう。

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=聖句=
 「その翌日、祭りにきていたおおぜいの群衆は、イエスがエルサレムに来られると聞いて、しゅろの枝を手に取り、迎えに出ていった」(12章12~3節)
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 イエスは一転して、自分を殺そうとしているグループが陣取る、その中心に向かって進んでいきました(すごいなぁ~、すごいなぁ~:鹿嶋の声)。

 そして、ラザロたちの住むベタニアに再び滞在しました。それを知ってたくさんのユダヤ人たちが押し寄せてきました(9節)。

 ラザロを生き返らせた事件で、今や民衆のイエスへの信頼と期待は鰻登りでした。人々は、死後四日もたって生き返ったというラザロという若者を一目見たいと熱望しました。どんな顔をしているだろうか。死んでいたことによる跡は残っているだろうか。死斑は残っているだろうか・・。

 これを聞いた祭司長たちは、また、新たな決定を下しました。

   「ラザロも殺そう!」(10節)。

 彼がいるおかげで、イエス人気が沸騰し続けている。ユダヤの民が伝統宗教を捨てて、イエスを信じていってしまう・・・(11節)。

               


 イエスはそれをも無視するかのように、2キロ先のエルサレムに向かって進み始めました。過ぎ越の祭りを祝うために、多数の民衆がエルサレムに来ておりました。彼らは、イエスが来るといううわさを聞いて通りに向かえに出ました。

 手に手にシュロの枝を持ってイエスを歓迎しました。

 「ホサナ(創主を誉めたたえよう)! 主の御名によって来られた方に、創主が幸いを与えられますように! イスラエルの王に!」(13節)

 イエスはロバの子を見つけ、それに乗ってすすみました。弟子たちは、後になって、それが(旧約)聖書預言の通りだった、と気付いた---とヨハネは書いています。イエスが復活した時、そのことに気付いたと言うことです。民衆も、預言の通りに行動しておりました(16節)。

「シオンの娘よ、恐れるな! 見よ、あなたの王がロバの子に乗っておいでになる」というのがそれだ、とヨハネは書いています(15節)。

 今の聖書でいきますと---

 「シオンの娘よ。大いに喜べ。エスサレムの娘よ。喜び叫べ。見よ。あなたの王があなたのところに来られる。この方は正しい方で、救いを賜り、柔和で、ロバに乗られる。」(ゼカリヤ書、9章9節)

 ---が、それに当たるのでしょうか。

               


 パリサイ派の僧侶たちは互いに言いました。
「もうお手上げだ。ユダヤ教の祭りのために来た民衆が、祭りそっちのけでみんなあの男の“”追っかけ”してるじゃないか!」

~~ユダは困惑していたのではないでしょうか。
 (これはまずいぞ、こんなに人目に立ったら身を隠しようがないではないか。まいったなあ・・・。 俺たちどうなるんだ・・・困ったなあ)

               
コメント
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