前回「共産社会のおぼろな幻影」から明確に脱せよ、と鹿嶋は述べました。
朧(おぼろ)なユートピア認識の中で、左翼だとかリベラルだとかの言葉を弄している、~
そういう自分たちを日本の政治家は、早く自覚してこれと決別し脱却せよ!といった。
では、「脱してどうしたらいいの?」~これを今回は追記します。
<幸福社会の新ビジョン造りへ>
脱したら、即座に決然として「新しい幸福社会ビジョン造りに進む」のです。
~これがその答えです。
近代政治を志す者が、人民が幸福に暮らせる社会ビジョンを明確に持つのは当然なことでしょう。
その当然のビジョンが、共産ユートピア幻影の熱気と朧(おぼろ)な残像に影響されて持てなくなっているのでは、これはもう政治家失格ですよ。
<政治見識成長開始の鍵>
繰り返しますが、早くその残像を断ち切って、現実に造りうる幸福社会の次善のビジョン形成に進みなさい。
政治家は、これを青臭い青年のように議論し合うべきです。
互いのビジョンを吟味し合って、国民の前に提示すべきです。
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それをマスメディアが報道する。
これを目にすれば、国民の政治見識もやっと成長を開始します。
理想の社会ビジョンを考えることは、政治見識の第一歩なのです。
政治能力の幼稚なタレント候補に自然に投票しなくなるでしょう。
国会議員として知力不全な世襲候補者を国会に送ることも自然にしなくなるでしょう。