大阪の右上、京都の手前にある島本町の長谷川書店にて、乾千恵さんの個展『17のピアソラ・タンゴ』。
タッチからざざざざざと澄んでも濁ってもいる音が聴こえてくる。書もまた相対することで出来上がりだけでなく書かれたプロセスも共有させてくれるよう。
長谷川書店は素敵な本屋さんで、僕の本と千恵さんの絵を並べてくださっていて嬉しかった。千恵さんがぼろぼろになるまで読み込んだ斎藤充正さんのピアソラ本も置いてあった(新版準備中だとか)。数年前にお宅を訪ねたときびっくりしたものだけど、今回もまたびっくりした。
千恵さんが好きな喜多直毅さんのCDを預け、野村喜和夫さんのシュルレアリスム小説集『観音移動』を買った。せっかく来たし、サントリー山崎が生れるきっかけになった名水が出る水無瀬神宮に参拝。