Sightsong

自縄自縛日記

8.7ヴィオロン

2020-08-08 10:37:09 | アヴァンギャルド・ジャズ

阿佐ヶ谷のヴィオロン(2020/8/7)。

Yasushi Ishikawa 石川寧 (tp)
Hideki Hashimoto 橋本英樹 (tp)
Kanji Nakao 中尾勘二 (tb)
Junji Mori 森順治 (as, bcl)
Guests:
Yusuke Morishita 森下雄介 (tp)
Shibahito Akano アカノシバヒト (尺八)

まずは4人で2セット。橋本さんが対話をするように自然にあれこれの音を出し、石川さんがリップと楽器との接点を確かめ、楽器が鳴ることのメカニズムを確かめるような音を出す。このあたりは話し方と似たようなところがある(吉野弘志さんのベースが氏の声と重なるように)。とはいえいつの間にかどっちがどっちの音だと惑わされるところがおもしろい。

森さんのアルトは全員の音領域の中をぐいぐいと掘り進み、バスクラは別のかたちで振動を与えてみせている。中尾さんはトロンボーンのみ、これがまた合の手のようでもあり、独り言のようでもあり、聴こえると笑ってしまう。

3セット目は楽器を持っている人は入ってくれということになった。森下さんのトランペットは手作業ミュートで色を加え、ときに幾何学的な感じに聴こえる。アカノさんは尺八で隙間に風を吹き込んでいる。それでも隙間が多いおもしろさがある。そして中尾さんはそれまでとは違ってドローンのような音でまた笑う。

Fuji X-E2、7 Artisans 12mmF2.8、XF60mmF2.4

●橋本英樹
毒食@阿佐ヶ谷Yellow Vision(2017年)
M.A.S.H.@七針(2016年)
森順治+橋本英樹@Ftarri(2016年)
M.A.S.H.@七針(2015年)

●森順治
神田綾子+森順治@横濱エアジン(JazzTokyo)(2020年)
Meg with Reed Dukes@武蔵境810 Outfit Cafe(2019年)
Ten meeting vol.2@阿佐ヶ谷天(フローリアン・ヴァルター)(2018年)
松風M.A.S.H. その3@なってるハウス(2018年)
松風M.A.S.H. その2@なってるハウス(2017年)
鳥の未来のための螺旋の試み@ひかりのうま(2017年)
毒食@阿佐ヶ谷Yellow Vision(2017年)
松風M.A.S.H.@なってるハウス(2017年)
林ライガ vs. のなか悟空@なってるハウス(2017年)
リアル・タイム・オーケストレイション@Ftarri(2016年)
森順治+高橋佑成+瀬尾高志+林ライガ@下北沢APOLLO(2016年)
本多滋世@阿佐ヶ谷天(2016年)
M.A.S.H.@七針(2016年)
森順治+橋本英樹@Ftarri(2016年)
M.A.S.H.@七針(2015年) 

●中尾勘二
ストラーダ@吉祥寺MANDA-LA2(2019年)
グンジョーガクレヨン、INCAPACITANTS、.es@スーパーデラックス(2016年)
中尾勘二@裏窓(2015年)
向島ゆり子+関島岳郎+中尾勘二『星空音楽會 Musica En Compostela』(2010年)
ふいご(2008年)
星の栖家『plays COMPOSTELA』(2005年)
川下直広『漂浪者の肖像』(2005年)
船戸博史『Low Fish』(2004年)
嘉手苅林次『My Sweet Home Koza』(1997年)
大島保克+オルケスタ・ボレ『今どぅ別り』 移民、棄民、基地(1997年)
渡辺勝『とどかずの町で』(1995、97年)

●森下雄介
鳥の未来のための螺旋の試み@ひかりのうま(2017年)

●アカノシバヒト
Meg with Reed Dukes@武蔵境810 Outfit Cafe(2019年)