やっぱりアラフォーともなると仕事のあとは疲れる。特に月曜日は疲労困憊する。本を開いてもすぐにぼとりと落とす。録画した映画を観はじめるとすぐに意識を失う。がっちりした音楽もつらい。
そんなわけで、ギャレット夫妻による「The Sea Ensemble」がデュオで録音した盤、『We Move Together』(ESP、1974年)のユルさが丁度良い(ESPだから持っているだけなのだが)。タイトルも「わたしたちは一緒に動く」とか、そのまんまである。
Donald Rafael Garrett (ds, voice, 尺八, sheng, cl, b)
Zussan Fasteau Garrett (ds, nye, 尺八, cello, p, voice)
二人して、何かいろいろな楽器を駆使して、吹いたり、叫んだり、叩いたり、弾いたり。緊張感があるのかどうかまったく判断できないが、あってもユルい。壮大さとは対極にある、スモール・ワールドを創りだしているが、まったく引き込まれない。脳内を掻き乱すこともなく、とりあえず微妙にマッサージして去っていく。
まあ、楽しそうだからとりあえずこちらも楽しいフリができる。
夫によるジャケット画も素朴で良い(としか言えない)。