Sightsong

自縄自縛日記

『TEST』

2019-08-22 00:38:23 | アヴァンギャルド・ジャズ

『TEST』(AUM Fidelty、1998年)を聴く。

Sabir Mateen (as, ts, fl, cl)
Daniel Carter (as, ts, tp, fl)
Tom Bruno (ds)
Matthew Heyner (b)

タリバム!のマット・モッテルが、ランチ後にマックでNYの音楽シーンの個人史のような話をしてくれて、その中に、この「TEST」というバンドが出てきた。

ベースとドラムスに管楽器がふたり、サビア・マティーンが右、ダニエル・カーターが左。ふたりとも楽器をあれこれ持ち替えているが、どれであっても個性の違いがあらわれていて面白い。マティーンはエネルギッシュに良い音で前に出てきて渦を作る。カーターは一歩引いたようで、いちど沈めてまた持ち上げたような音色で、伴奏するようなソロ。

ソリッドと言いたくなるがよく聴くと緻密な応酬である。たしかにこれが目の前で行われていたら夢中になるだろうね。

●サビア・マティーン
ウィリアム・パーカー『Essence of Ellington / Live in Milano』(2012年)
サニー・マレイ『Perles Noires Vol. I & II』(2002、04年)

●ダニエル・カーター
ダニエル・カーター+ウィリアム・パーカー+マシュー・シップ『Seraphic Light』(JazzTokyo)(2017年)
マシュー・シップ『Not Bound』(2016年)
トッド・ニコルソン+ニューマン・テイラー・ベイカー+ダニエル・カーター@6BC Garden(2015年)
ダニエル・カーター『The Dream』、ウィリアム・パーカー『Fractured Dimensions』(2006、03年)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。