Sightsong

自縄自縛日記

ジム・ブラック『Malamute』

2017-02-06 08:02:18 | アヴァンギャルド・ジャズ

ジム・ブラック『Malamute』(Intakt、2016年)を聴く。

Óskar Guðjónsson (ts)
Elias Stemeseder (key)
Chris Tordini (b)
Jim Black (ds, sampler)

というのも、レコ屋でこれが流れていて妙にカッチョよく、誰だと確認したらジム・ブラック。「タダマス24」では、もう過去の人だと思っていたブラックが、2016年のアルバム『The Constant』において若者の力で蘇ったといった発言もあったが、さてどうなのだろう。

そうか、ブラックはこんな感じになっているのか。ガジェット感を発散して、つまり悪ガキが変顔でワ~と叫びながら、玩具をそこいらにぶんぶん投げては、とにかく走り抜くという按配。アンドリュー・ディアンジェロやピーター・エヴァンスとの活動もあるにはあったし、何にせよスタイルは変わらないわけである。

独特の雰囲気は、オスカー・グジョンソンのスモーキーなサックスと、エリアス・ステメセーダーのサウンド全体を覆うキーボードとが相まって形成されている。ベースは前作のトーマス・モーガンから変わったが悪くない。

●ジム・ブラック
アンドリュー・ディアンジェロ『Norman』(2014年)
ピーター・エヴァンス『Destiation: Void』(2013年)
ピーター・エヴァンス『Ghosts』(2011年)
Human Feel 『Galore』(2007年) 
ヒルマー・イエンソン『MEG NEM SA』、アンドリュー・ディアンジェロ『Skadra Degis』(2006、2007年)
三田の「みの」、ジム・ブラック(『Habyor』2004年、『Splay』2002年)
エド・シュラー『The Force』(1994年)


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