アート・アンサンブル・オブ・シカゴの映像『Live at the Jazz Showcase』(AECO、1981年)を観る。
Malachi Favors Maghostut (b, perc)
Famoudou Don Moye (perc)
Joseph Jarman (reeds, perc)
Roscoe Mitchell (reeds, perc)
Lester Bowie (tp, perc)
昔、Rhapsody Filmから出ていたVHS『Live from the Jazz Showcase』(微妙にタイトルが違う)と同じである。これはドン・モイエが2016年に来日したときの物販で、あっDVDでも作られているのかと喜んで買った。しかし、DVD『In Concert』と同じようである(それは入手してそのへんに転がっており確かめていない)。
ちょうど『Urban Bushmen』を吹き込んだ少し後。昼間うとうとしながら観たが、そのくらいの態度でちょうど良さそうな自然体の祝祭感である。レスター・ボウイとロスコ―・ミッチェルを除く3人は顔に思い切りペイントしている。みんな実に愉しそうだ。やはり、ひとりひとりの演奏が組み合わさったということではなく、バンドサウンドとしてトータルに展開されるものだという印象が強くなる。
AEOCの映像作品としては、1993年の『LUGANO 1993』がゲストも迎えたステージの華やかさ、1997年の『Null Sonne No Point』がフンベルト=ペンツェルならではの凝った迫り方とそれぞれ違っていて、どれも良い。
それにしても、AEOCはナマで観たかったなあ。間に合わなかった。
●アート・アンサンブル・オブ・シカゴ
アート・アンサンブル・オブ・シカゴの映像『Null Sonne No Point』(1997年)
アート・アンサンブル・オブ・シカゴ『カミング・ホーム・ジャマイカ』(1995-96年)
アート・アンサンブル・オブ・シカゴの映像『LUGANO 1993』(1993年)
アート・アンサンブル・オブ・シカゴ『苦悩の人々』(1969年)