Sightsong

自縄自縛日記

ニュー・ヴィレッジ・ミュージック・ラブ feat. ロクマン・アスラム&キラナ・ケイ@No Black Tie

2017-09-29 02:18:59 | アヴァンギャルド・ジャズ

クアラルンプールのNo Black Tieに足を運んだ(2017/9/28)。しばらくイカをつまみながらカールスバーグを飲んで待つ。

東南アジアでのジャズは、9年前にハノイでクエン・ヴァン・ミンを観て以来である。

ショーは2セット、21時から24時くらいまで。ちょうど隣にフランクな男ふたりが座り、話していると、そのひとりはアルエル・アリールというヴォーカリスト、もうひとりはダンスの先生だという。アルエルさんが出演する面々に紹介してくれる。

New Village Music Lab: 
Tengku Indra (p)
Deo Karmawan (g)
Wan Azfa Rezal (b)
Bob Skunjas (ds)
Firdaus Zainal (tp)
Farid Izwan (ts)

featuring
Lokman Aslam (vo)
Kirana Kay (vo)

ファーストセットは前半にキラナ・ケイ、後半にロクマン・アスラムが唄い、セカンドセットはその逆、最後はふたりともステージに上がった。

それにしても皆巧く、愉しそうにプレイしている。テング・インドラはきらびやかなピアノを弾き、ソロでもバッキングでも才気煥発。ファリド・イズワンのテナーは味もありユーモラスでもあり。デオ・カーマワンのギターはにやりとしながらアグレッシヴ。ドラムスのボブ・スクンジャスはハービー・ハンコックの「Cantaloupe Island」で見せ場とばかりにノリまくった。

そしてふたりの歌手である。細身のスーツを着こなしたロクマン・アスラムは、ジャズスタンダードやマレーシアの歌を切々と唄うときも、またマーヴィン・ゲイの「What's Going On?」などをノッて唄うときも、歓喜をもろに出しており好きになる。また、ほとんどマレーシアの歌を唄ったキラナ・ケイは、エンターテイナーそのものであり、美しい声と表情とに魅せられてしまった。

Nikon P7800


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