←今日はこれに行って来ました。画像が悪くて見づらいけど、「心の手紙フォーラム」で、谷村新司さんと浅田次郎さんのトークセッションです。
もちろん、ねらいは『浅田次郎』さんです。サイン会は何度か行ったけど、お喋りしている浅田さんは初めてです。エッセイを読んでいても、たぶん話し好きなんだろうな~~と、思っていましたが、楽しいお喋りでした。浅田さんのエピソードって、面白いです。
『縁』『転』『絆』『伝』の4つのテーマでのお話でした。リードするのは、谷村さんです。
三島由紀夫さんとの『縁』とか・・・『転』では人生のターニングポイント、小説家になろうとしたきっかけとか・・・『絆』では家族・両親の話・・・『伝』では未来の子供達に伝えたい事と言う題で、谷村さん・浅田さんからの手紙の朗読。約2時間のトークでした。
印象に残ったのは2つ。
一つは、『色々な本を満遍なく沢山読んで欲しい。納得できない・面白くない本と出合う事もあるかもしれないけど、その時にこうじゃないだろうとか反発したり、感動だけでなく色々思うこと・想像力を働かせる事が大切。だから、推薦図書100冊なんてやめて欲しい。読書を学問にせず、娯楽として沢山読んでほしい』と、言った事。
2つ目は最後の浅田さんの手紙。浅田さんは筆不精なんですって。原稿用紙には書けるけど、手紙は書かないな~~って、話していました。その浅田さんの手紙。
未来の子供達に残したい物は『言葉』。動物でなく、人間が唯一与えられた実力。喜びも悲しみも怒りも悔しさも、言葉に表して欲しい。書くのが苦手なら、きちんと話して欲しい。話すのが苦手なら書いてみよう。分かり合えない事はない、言葉があれば暴力にならない。言葉は才能が必要なのではなく、人としての素直さが必要。
原文はもっと、心にぐっとくる手紙でした。思い出して書きましたが、うまく伝えられてないな~~
初めての経験でしたが、楽しくとてもよい話を聞けたと思います。