ぷ~さんのブログ

観劇、読書、趣味の手作りなど、日常で感じたことを書き込んでいきます。

コクーン歌舞伎「三人吉三」

2007-06-17 22:37:21 | 観劇

コクーン歌舞伎を観て来ました。2005年の「桜姫」以来です。昨年の「四谷怪談」はチケットが取れずに、泣いたので今年は頑張りました。

劇場に入るとすぐに、演出の串田和美さんがいらして、ご自分の本を購入された方にサインをしていました。

コクーン歌舞伎は、花道はないのですが、1F席の半分が桟敷席になります。昔の芝居小屋の雰囲気ですよね。客席も使っての芝居なので、桟敷席の間を役者さん達が演じながら通って行く面白さがあります。

3部形式の休憩を含めて3時間半の演目です。

場内が暗くなり、これからいよいよ始まるぞ!と言う時に、下手から上手に犬がトコトコトコと通り過ぎます。これは会場中からどよめきが起きていました。もちろん、本物の犬ですよ。鎖も何もないのに、立派に野良犬の演技しているのです。見事でのっけから、拍手でした。

内容は、とても分かりやすく、笑いもたくさんあり、とっても楽しめた歌舞伎でした。特に、第3部はすごい迫力です。三人吉三の勘三郎さん、福助さん、橋之助さんが、紙吹雪の中で、踊り演じます。

この紙吹雪が尋常でない量なのです。すごい!と目を見張る量。これだけの量の紙吹雪は観た事ないです。三人はその中で重なり合って倒れるのですが、一番下の福助さんは呼吸は大丈夫なの?と、とても心配してしまいました。

紙吹雪の量は、舞台に上から落ちて来た後、あまりの多さに客席に津波のように押し寄せてきます。お客さんも大変です。

私の大好きな七之助さんは、相変わらずきれいでした。もちろん、女形で、お兄さまの勘太郎さんと夫婦役です。実は離れ離れに育った双子だったと言う事で、可愛そうな結末なのですが・・・

笹野高史さんも出演されているのですが、存在感のある方ですね。歌舞伎役者さんではないのにすごいなぁ~~

私はサイド席だったので、ちょうど、客席にあがる役者さんが待機するすぐそば。女形の福助さんの登場ではかなり接近。おしろいの香りなのかとっても、良い匂いがしました。

大好きな七之助さんの登場は全く気配を感じられず・・・・気がつくと横を通り過ぎていました。他の方は皆、気配が分かったのにな~~。

カーテンコールはオールスタンディング。私も早く立ちたいと思うほど、迫力あり面白かったです。勘太郎さんがとってもノリノリでした。

客席に野田秀樹さん・秋山奈津子さん・鈴木杏さん・段田安則さんがいらしてました。皆さん、よく笑ってとっても楽しそうでした。

コメント (2)
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