『狂言劇場・その四』を観て来ました。
演目は「子盗人」と「唐人相撲」。能楽囃子もありました。
狂言って、堅苦しい感じがするのですが、私は歌舞伎よりわかりやすく、表現がとっても面白いと思うんですよ。
今回は「唐人相撲」がとっても面白くて、何度も声を上げて笑ってしまいました。
内容は・・・唐に滞在していた日本の相撲取りが、皇帝に帰国を願い出ると、名残にもう一度相撲を見せてほしいと所望される。臣下の者達が次々に相撲取りに挑んでいくが、唐人たちが数人がかりでかかっていってもかなわない。その様子を観戦していた皇帝は、あまりの不甲斐なさに我慢ができず、ついに自ら相撲取りに試合を挑むが・・・・(パンフレットより)
臣下達が、相撲取りに挑んでの負けっぷりが見事なんです。それは絶対ないだろう!と言う勝負をしてくる。たとえば、4人が「合体」と言って、2人ずつ肩車をしたり・・・トンボをきって、ひっくり返ったり・・・・オーバーな動きがすごっく面白かった。加えて、でたらめ中国語での会話。何をいっているかわからないけど、なんとなくはわかる・・・・この微妙な感じが笑いを誘うんですね。「こっちにきなさい」みたいな言葉は全て「らいらい」ですから・・・(笑)
実は、野村萬斉が大好きでして・・・・好みのタイプなんです
今日は、4列目センターよりと言う良い座席、その上目の前に、萬斉さんが立つという良いポジション萬斉さんは、客席を見る方なのですね。視線が合いそうになりますもの・・・・ふふふっ
いいんです。自分で視線が合ったって、思うことが幸せなんですから・・・・