司馬遼太郎さんの『燃えよ剣』を読んだ
新選組の話は久しぶり。高校時代に不純な動機で新選組に興味を持って以来の事です。
確か高校時代だったと思うけど、テレビドラマで新選組がありました。
近藤勇に平幹二郎さん。
土方歳三に古谷一行さん。
沖田総司に草刈正雄さん。
このメンバーだったと思うのだけど、すっごくカッコよかったの。だから、ちょっと本も読んだりして、母に『何故新選組・・・』って言われながらね。
そして、今回は数年前に観劇した『燃えよ剣』での、土方歳三こと上川隆也さんがあまりにも素敵で・・・・即本購入で読もうと思ったのだけど、なぜか数年後の今になってます。
やっぱり不純な動機よね(笑)
当然かもしれないけど、学生時代と今では新選組に対する思いが、全然違うのね。
学生時代は不純な動機のまま、カッコいい~~だけだったけど・・・・・。ひとつ決めた道を何があっても成し遂げる姿が、一層カッコよく見えたんだな~~~。
でも、今は違う。ただひたすら、死に向かう事はなかったのでは、ないかな~と思う。『生きる』方向で考えられなかったのか・・・・・土方さんの晩年がとても悲しく思えてしまった。他の生き方はなかったのかなって・・・・ね。
こんなこと思うのは、自分が歳を重ねている証拠かもしれないね。
幕末・・・侍の時代が消えるって、とっても大きな事だったんだよね。徳川の時代から明治へ・・・現在を生きていると何事もないように思うけど、時間ひとつにしたって、時計が入ってきて、きっちりした時間になったでしょう2の刻とかの大きな単位ではないんだもの。この時から、人は時間に縛られ始めたのかな~~(笑)
そんな事を思うと、江戸時代のほうが、時間をゆったりとらえ、大切にしてたように思う。
こんな事を考えられる読書は、大好きよ。読むペースは遅いけど・・・・