ぷ~さんのブログ

観劇、読書、趣味の手作りなど、日常で感じたことを書き込んでいきます。

怪談・牡丹燈籠

2009-08-28 23:28:31 | 観劇

日本の三大怪談話と言えば『番町皿屋敷』『四谷怪談』、そしてこの『牡丹燈籠』なんだよね。でも、このチケットを取った時、まったく話が浮かんでこなかった。だから、どんな話だったかな?と確認する楽しみも今日はありました。

怪談だからね~~。やはりちょっと怖い話なのだけど、一番怖いのは人間の欲なんだよね~~と思いました。欲と欲が絡み合って・・・・怖いわ~~~。

出演は段田安則さん・伊藤蘭さん・秋山奈津子さん・瑛太さん・柴本幸さん・梅沢昌代さん達です。

新三郎(瑛太さん)に恋焦がれるお露(柴本さん)がいます。2人は相思相愛ね。でも、お露の父が許さず、2人でいるところを見つかり怒りをかってしまう。結局お露さんは、新三郎さんに恋焦がれて亡くなってしまうんです。新三郎さんはお露さんが亡くなったと聞き、位牌を用意して毎日きちんと弔っているんです。

でも、お露さんは死んでも恋焦がれる気持ちは変わらず、新三郎にとり憑いてしまうのよね~~。それを知った新三郎に世話になっている伴蔵(段田さん)が、和尚の力を借りてお札を貼ったりして、新三郎を助けようとする。ところが今度は伴蔵に、お札を取ってくれるよう頼むお露。伴蔵はその条件に百両を要求する。

段田さんの妻がお峰で伊藤蘭さんが演じるのだけど、気風のいい江戸弁が気持ちよかったな。ただ、すでに声が枯れていたのがちょっと残念でした。

おばけさんにお金を要求するのが、そもそも間違いで百両手にするものの、最後は悲劇です。貧乏でも、伴蔵とお峰は良い夫婦だったのに、お金を手にしたことで(それも尋常でない方法で)何かが外れて、どんどん悪い方向へ・・・・。

もう一方の秋山さん演じるお国は、好きな男と一緒になりたいがために、主人を殺してしまう。これも欲だけだよね。好きな男と逃げるけど幸せにはなれず・・・・。

新三郎(瑛太さん)は、伴蔵(段田さん)に裏切られ、お露にとり憑かれて死んでしまうわけです。

瑛太さん、顔が小さいね~~。初舞台だと思うけど、セリフもとっても聞きやすかったです。

お露の乳母役が梅沢さんだったのだけど、この方乳母役多いよね~~。今回は2役演じられていました。怖い話の中でホッとされる方です。もっとも1役は乳母の役だから、すでにお化けでしたけど・・・。

怪談話だったけど、怖いだけでなく楽しいセリフのやりとりもあり、最後まで楽しめました。怪談だけど、人の怖さや弱さを垣間見たって感じです。

客席でまた高畑淳子さんとばったり。先日の「狭き門・・・・」でもお会いしたばかり。つい、挨拶しそうになったよ(笑)

コメント (6)
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