今日は朗読の会です。六本木に行って来ました。
出演は、阿部よしつぐさん・森川美穂さん・多根周作さん・Luke.Cさんです。4人がそれぞれ朗読するわけです。
よしつぐさんは『野菊の墓』でした。「子どものような思い」と「運命の人」を途中で歌いながらの朗読でした。すっごい感情の入った朗読でした。数年前のソロライブでも「野菊の墓」は披露したのです。どれだけ、よしつぐさんの思い入れがあるか・・・・分かるって感じです。
ピアノの演奏が入ったのですが、このピアノがとっても素敵でした。『運命の人』のピアノ好きだなぁ~~。イントロとかとってもキレイ
浴衣姿で登場でした。着物お似合いですね~~。オープニングはスーツだったのに、その直後(1番手だったのです)には、浴衣・・・・着替えのすばやさに感心してしまいましたよ。
2番手はルークさんの出演。タイトルは忘れましたが、ちょっとブラックユーモアな感じのオチでした。
3番手は多根周作さん。これもタイトルを忘れました・・・・「ありがとう」だったかな~~。この多根さんの朗読、引き込まれました~~~。淡々と話していると思ったら、突然名前を呼ばれて返事をするシーンなど、とってもメリハリがあり・・・加えて、朗読文がクッションや、本の間など、あらゆるところに書いてあるのです。演技をしながら、さりげなく広げて読んだりしてね・・・。
昼公演終了後のトークでは、森川さんから「朗読でなく一人芝居でずるい」と言われたそうですが、確かに一人芝居かもしれないけど、良かったと思いますよ。
ラストは森川美穂さんでした。タイトルは「きつねの電話ボックス」だったと思う。タイトル聞いたときに、あれっこの話聞いたことあるかも~~と思いました。童話の世界ですね。
朗読って、聞く側の想像力がとっても大切ですよね。こちら側の姿勢も大切なんだなぁ~と思いました。その究極なものが落語とかなのかな~~。
カーテンコールでちょっとだけトークがあったのですが、それが実に楽しかった。姉御肌の森川さんが、どんどん言いたい事言っちゃうのね。それに突っ込むのが多根さん。多根さんツッコミがうまいです。ルークさんも合いの手をいれたり、話に入っていくのだけど、よしつぐさんだけは、その話に入っていかれない・・・・・。ずっと黙っている・・・。
だから、森川さんにすっごく突っ込まれるんだわ。でも、返せなくてタジタジになっているよしつぐさんが、面白かった~~~~。いじられ放題で、返せないんだもん(笑)おもけに、森川さんからは、不思議ちゃんと呼ばれていたし。
多根さんが名言を残しましたね。よしつぐさんの事を『噛めば噛むほど分からなくなる人』だって。
不思議ちゃんと呼ばれるのも、多根さんが名言を残すのも、なんとなく分かる気がするわ~~。