先週の金曜日になるけど、2度目の『戯伝 写楽』を観劇してきました。
前楽だからではないけど、前回観劇した時よりも楽しさが倍増していました。
橋本さとしさんと東山義久さんのやりとりは、前回とは全く違うやりとり。さとしさんに無茶ぶりされて、ノリツッコミで返す東山さんに大うけでした。
この場面は完全に二人に任されているのかな~~と思いました。アドリブ満載だと思うのですが、羽目を外すわけでなく、さすがプロですよね。
以前、誰とは書きませんが本人だけが羽目を外して、客席が引いてしまった舞台を観劇したことがあります。本人だけが楽しかったという結果です。これはプロじゃないですよね。それ以来、その方の舞台は観劇していません。
さて、写楽に戻ります。ソニンさんが花魁役で登場します。足抜けをして心中するけど命は取りとめます。でも、当時は犯罪ですよね。最後はさらされて、自ら命を絶ちます。前回のレポでも書きましたが、これが迫真の演技で迫力があるんですよ。
心中にいたるきっかけも、写楽が描いた自画像を見て己の業を知ったということなのです。写楽の絵には、その人の本質が描かれる。それほどのうまさがあるって事なのですね。
この写楽を大和悠河さんが演じます。女性だったという設定。大和さんは描く事が楽しくて、仕方ないのですが、後半は死人にとり付かれたようになってしまいます。ちょっと怖い感じかな~~~~。私は、この方の歌声があまり好きになれませんでした・・・・・。ファンの方には申し訳ないのですが・・・・ごめんなさい。
山路さんが版元・蔦やの役です。この方、何度見ても渋い。そして、いろいろな役を演じられる。もう数回みていますが、ちょっとだらしない中年や、きりっとした役など、そのたびに素敵です。今回もカッコよかったなぁ~~~。東山さんとちょっとふざけたりするのもお茶目でした。歌もとっても、重厚で素敵でした。
今回もハプニングがあって、岸さんが「不義理」を「不具合」と言ってしまい、いい間違えだけでなく何度も噛んで、橋本さんからすぐにつっこまれていました。
本人がいないのに、別な場面でもコング桑田さんが『どうしたんでしょうなぁ~~』とアドリブでツッコミ。客席も大笑いでした。
そんなこともあったので、カーテンコールは橋本さんから岸さんに振られ、小西遼生さんの物まね・・・・・・これがまた微妙~~~~~で、さらに大笑いでした。
役者さん達がとっても仲が良いのだろうなぁ~~と思わせる、カーテンコール。
2回分チケット取って本当に良かったわ~~。