ライセンスのネタ: ぎこちない演技の効果

2007-08-08 17:42:44 | 感想など
前回、ライセンスの突っ込み側の演技力がもっとあればと書いたが、もしあれが計算づくだとするなら、ぎこちない演技によってボケ側に対する戸惑いを表し、かえって観客をネタに入り込みやすくしているのだと考えられる。例えば、最初の「社会人のためのドラえもん」というネタは、後の渋谷系、アキバ系ネタと比べて内容が漠然としているため、いきなりネタに入ったら「何が始まるんや?」と戸惑うことになる。しかし「あなたが野比さんですか?」という問いに対し、突っ込み側がぎこちなく「私が野比です」と答えることで、観客を突っ込み側に同一化させているのだ。
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