A Slow Life of Mister Masuda

定年退職後のスローライフを公開!

(26)雨だれ

2007年12月01日 18時00分45秒 | 地中海紀行
(10月24日  続き)

マジョルカ島はあまり雨の降る土地ではないらしいが
幸いな事に今日は雨が降っている。
マジョルカ島にショパン滞在中の其の時も雨が降り止まず、
毎日雨の音を聞いており、それに楽想を得て
「雨だれ」を作曲したと云われている。
観光客へのサーヴィスの為か
修道院跡の博物館講堂でピアノのミニコンサート。
本日は外は雨、中々良い雰囲気だ。



専属のピアニストがピアノ演奏をしてくれる。
勿論ショパンの曲ばかりだ。
先ず「雨だれ」そして「ノクターン」興が乗って来て「スケルツオ」
憩いのひと時であった。

ショパンとジョルジュ・サンズが住んでいた修道院跡内部の部屋も
今は博物館の一部となっておりショパンの遺品などを展示している。






持ってきた愛用のピアノは輸入関税が高いので港の保税倉庫に止め置き
地元のパトロンのピアノを使わせてもらっていた。

ショパン達がマジョルカ島から帰国する際、港の倉庫に止め置きされていた
そのピアノを売って旅費にしたため
ショパン愛用のピアノがマジョルカ島に今も残っている訳だ。
ピアノの後ろの旗はポーランド?の旗。

当時有名なプレイエル社製のピアノで高価なものではあった。
ショパンもジョルジュ・サンドも貧乏だったらしい。



ショパンのデスマスクと石膏の手や初版の楽譜が陳列されている。



ショパン直筆の楽譜も並べられていたが、
楽譜が傷むといけないのでこれは撮影禁止。


コメント (1)
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