森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ヤブツバキ 2

2010年03月11日 | 自然観察日記
 この個体は椎谷の海岸に近く自生し、姿が直立性で花糸は白く見えますからヤブツバキとするとまず正解ということになります。
 しかし、実際はそんなに単純なことではなくて例えば伊豆大島などで見られるヤブツバキとはかなり違うのではないでしょうか。この個体をつぶさに検証しているわけでもないので、かなり当てずっぽうのところがありますが、「ユキバタツバキ」という考えがあるのです。聞きなれない名前かもしれませんね。ヤブツバキとユキツバキの雑種として考えられていて、両方の性質が混ざり合うような中間的な現れ方をしているとされます。そして、その現れ方がかなりばらばら。「種」とは何かを考えさせられますね。

ヤブツバキ 1

2010年03月11日 | 自然観察日記
 ツバキは年末から咲いていてこの雪の中でさえ花を見ることが出来ます。ざっくり言って太平洋側のツバキはヤブツバキ、新潟など雪国のツバキはユキツバキと考えていいのですが新潟でも海岸沿いのツバキはヤブツバキが生えています。
 一見し直立性のものはヤブツバキ、匍匐(ほふく)がかっているものはユキツバキと検討をつけて葉柄の毛の有無とか花糸の色とかをチェックすればどのツバキかということが判別できます。