森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

オウレン

2010年03月30日 | 自然観察日記
 周りに40~50cmの雪がある中、大木の周りや斜面の亀裂などに出来た空隙にはよく見るといろいろな命の息吹を感じることができます。コナラの実やカエデの実が発根していたり、キクザキイチゲの新葉が覗いています。ショウジョウバカマもかすかに色づいたつぼみを見せ始めました。もっと早いのがオウレンですね。みぞれまじりの冷たい雨の中で一斉に花を持ち上げてきています。もう咲いている個体もちらほら・・。こんな姿を見ていると、寒さなんか全然気にしていない感じがします。命を動かすのは光の周期なんだな、としみじみと思います。