森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

コガタスズメバチの巣の表面

2010年03月25日 | 自然観察日記
 きれいなトックリ状で縞模様も添えてなかなか芸術的です。その表面をアップさせると、縞模様の作りが分かります。噛み砕いた木屑を唾液か何かでくっつけていたものなんですね。それも、白い木片と茶色の木片。同じ色合いの木片が使われているところを見ると、一定の範囲の巣作りの素材は同じところから調達しているようですね。しかし、急に色が変わるところを見ると巣材の調達場所が突然変わるということでしょうか。なかなか面白いスズメバチの行動様式です。

コガタスズメバチの巣

2010年03月25日 | 自然観察日記
 温室の片隅に作りかけのスズメバチの巣。これはコガタスズメバチの巣で作りかけというか、女王蜂が単独で作ったときのものとされます。はたらき蜂が生まれて、巣作りにはいると全体が丸くなるのだそうです。
 昨年の巣だろうと思いますが、この巣を作り始めた女王蜂、ここまで作ってその後どうしたのでしょうか?そういえば、このようなトックリ状態のものは比較的あちこちで見た経験があります。作っては見たものの気が変わって別のところにいってしまった・・・?コガタスズメバチの女王は結構気変わりをする性質があるのでしょうか。