これはバポニアというアオイ科の花です。大きく見れば南国の象徴であるハイビスカスなどの花と同じ仲間ということになります。アオイ科の花は世界には沢山あるのですが、新潟には自生する種はありません。というより日本には沖縄など南のほうに自生する種が少しあるくらいで、余り縁のないグループです。しかし、園芸種はムクゲやフヨウなど沢山見かけますから、とても身近な存在です。近年イチビという害草が農地の周辺にはびこってきていますから、ますます日本の風土に浸透して来ているようです。とはいっても、アオイ科の花を堪能するには熱帯温室を回るのが最も現実的な話になりますね。