植栽されたワレモコウの中の一株、花序が大きいばかりでなくまるで花火のように一つ一つの花が飛び出しています。花の柄が異常に伸長成長したものでしょう。例えばジベレリンなどの植物ホルモンが過剰生産されて花柄に作用した・・・・。結構大きくて広がりは10cmを超えます。中心部の集合花序の部分も5cm近くはありました。
一般のワレモコウの花を一つ一つ観察するには案外苦労します。花がごちゃごちゃと集まっていておまけに暗赤色の色彩も手伝って訳がわからない・・・。いい加減な観察で終わってしまいます。ところが、この個体は一つの花を見るには絶好のものでした。がくが3、花弁が3、雄蕊が6、雌蕊は1(3分裂)・・・・。「ん?」「おかしい!!」 ワレモウコウはバラ科のはず。・・・奇形は花の構造にまで及んでいるのでしょうか?
この株の花はどれも3数性です。3数性は例えばユリ科など単子葉植物に多い特徴ですね。花序は異常としても、「奇形」にするにはどれも整った花の形をしています。資料によればワレモコウは花弁がなく4枚のがくからなり4~12本の雄蕊があり・・・となっていて、その乖離は著しいものがあります。困りました。はたしてどう理解したらいいのでしょうか?これはしばらく宿題にしておかなくてはなりません。