森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

キツネノハナガサ

2012年11月13日 | きのこ・菌類
キノコにはいろいろな動物の名前がついたものがあります。「キツネ」とつくのには色彩がきれいだとか比較的上品な形態をしているとかのキノコに多い気がします。「タヌキ」のどん臭さとは対照的です。キツネノハナガサも小さいながら品のいいキノコではないでしょうか。柄にはつばがあります。純白ではなくわずかに黄色みを帯びる傘や、条線がはっきりしているのも特徴です。

フクロツチガキ

2012年11月13日 | きのこ・菌類
形の面白いキノコの代表でしょうか。今年もあちこちに発生していて散策のところどころで楽しませてくれます。
「キノコ」は胞子をつくて飛散させる目的を持つもの。本体は地面や枯れた樹木の中にあって、1年の特定の時期に「キノコ」を作ります。その「キノコ」の形状がこんなにもいろいろなものがあることに驚くとともに感動します。そして「なぜ?」という疑問も湧いてきます。”胞子をつくり飛散させる”ということに何故いろいろな方法を編み出さなければならなかったのか・・・?。答えはありませんが、自然の中にいることがますます楽しくなります。