どこにもありそうなタデ科の野草なのですが私は気づかない種です。ところが、先月湿地整備で他から移植した場所にまぎれて入り込んだのか花を咲かせている個体を1株発見しました。植物同好「じねんじょ会」がまとめた県内分布図集では県内広く湿地に分布していると記載されています。注意力散漫といえばそれまでですが、県内の分布密度は決して高くない種ではないかと思います。もっとも多量に自生しているミゾソバにまぎれていれば見逃してしまいそうな花です。ミゾソバの花も素敵な花ですが、ヤノネグサの方も可愛い感じです。今は閉じていますが、光が当たり気温が高くなると花を開きます。