「ニレ」と名がつくのはアキニレとハルニレがあります。先日気づいたのがアキニレ。ちょうど果実の季節で、それも素敵な色を出していました。紅葉の盛りの季節ですから、いくら赤いきれいな色といってもこんな小さなものにはだれも目を留めてくれません。せめて、私からブログを通じて紹介することにします。1cmにも満たない小果実ですがいいでしょう!ハルニレは春に花を咲かせ秋の初めころにはもう実を落としますが、アキニレは秋に花を咲かせて急いで結実し年内には実を落とします。そういう習性を除けば両種は比較的似ていますから注意していないと区別はつきません。丘陵公園にはハルニレがあったかどうか・・・・いまだ確認ができていません。
これは県外で撮影したハルニレの枝で、この個体はコルク質がたいへん発達しています。このような状態になるとコブニレという名前がつくようなのですが、春に花が咲きますからハルニレなのです。葉や樹形はハルニレそのものです。こまごまと名前を付けて区別する方がいいのか同じにしておくのがいいのか・・・。その人の立場や場面によって臨機応変使い分けをすることにしましょうか。ここではハルニレでいいですね。