花が上向きにつくのでテツカエデと区別するのですがここまで思い出すのに少々時間がかかりテツカエデと混同。個体数は圧倒的にここでは少なく僅かに湿原内の樹林帯で確認しました。花の雰囲気はテツカエデと同じですね。ただ、上向き化した向きかでは全く異なりますが・・。葉は切れ込みが深くありテツカエデのなだらかな曲線に比べ著しく異なります。テツカエデの紅葉はあまり印象深くないのですが黄色系統で、オガラバナはきれいな赤にはならないようですが赤系統ですね。
これは雄花の花序。上向きに花序が立っています。オガラバナは資料によると飯豊にはあるものの県北地域にはなく平ケ岳から谷川・苗場・妙高に繋がる山脈の1500mから2200m範囲で観察されています。県内ではかなり限定的な分布をしているカエデです。